国連大学サステイナビリティ高等研究(UNU-IAS)は、ユネスコ水教育研究所(UNESCO-IHE)との共催のもと、宮城県仙台市で開催される国連防災世界会議(WCDRR)の公式サイドイベントとして、災害リスク軽減とサステイナビリティのための統合的水循環管理を3月15日に開催します。
現在世界中のさまざまな場所で、都市化や気候変動が原因により都市洪水のリスクが増加しています。本WCDRR公式サイドイベントでは、災害リスク軽減と快適性を兼ねそろえた都市水管理に対する持続可能なアプローチを模索します。さまざまな国における過去の体験や経験を比較検証しながら、集権型と分散型対策のバランスを理解すると共に、コミュニティーの参加の必要性を議論します。さらに、防災計画に対するコミュニティー参加がどのように、意識レベル、プレゼンテーション、地域社会が得る直接的な利益などの異なった条件から変化してくるのか検討します。
13:30–13:35 開会挨拶
竹本和彦(UNU-IAS 所長)
13:35–13:50 フォーラムに際して:統合的水管理と挑戦
スリカンタ・ヘーラト(UNU-IAS シニア・アカデミック・プログラム・オフィサー)
基調講演
13:50–14:10 オンサイト設備による都市の水管理:日本における開発の歴史
虫明功臣(東京大学 名誉教授)
14:10–14:25 水に影響される都市:災害管理の観点から
アセーラ・パティラナ(UNESCO-IHE 助教授)
事例発表
14:25–14:35 持続可能な水循環のための雨水貯蓄と浸透の提案
忌部正博(雨水貯留浸透技術協会 常務理事)
14:35–14:45 流出削減と都市ヒートアイランド緩和に対する緑化屋根の効果
倪 广恒(清華大学 水資源研究所 所長)
14:45–14:55 メコンデルタ・カントー市における都市洪水管理計画の適用に向かって:PROACC2(U)プロジェクトの研究成果より
ニュグエン・ホン・クアン(ベトナム国家大学環境と資源研究所自然資源管理部 副部長)
研究アップデート
14:55–15:05 参加型都市洪水管理:東京都事例
国連大学サステイナビリティ高等研究所 修士課程
15:05–15:15 災害リスク削減:統合のための不確実性というドライバー
ウィリアム・ウェルビーク(UNESCO-IHE プロジェクトコーディネーター)
15:15–15:40 パネルディスカッション
モデレーター:スリカンタ・ヘーラト
パネリスト:
アセーラ・パティラナ
倪 广恒
忌部正博
ニュグエン・ホン・クアン
まとめ/閉会の挨拶
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