UNU-IASは、東京工業大学とPOST2015プロジェクトとともに「科学と持続可能な開発目標」と題したシンポジウムを11月15日(土)に開催いたします。本シンポジウムでは、持続可能な開発目標に関するオープン・ワーキング・グループ共同議長であるチャバ・コロシ大使とフューチャー・アース科学委員会議長のマーク・スタフォード・スミス氏を基調講演者としてお招きし、今後の持続可能な開発目標(SDGs)プロセスにおける政策と科学との相互作用をテーマに、以下の議論を行います。
14:00–14:15 開会の辞
14:15–15:15 基調講演
15:15–15:30 休憩
15:30–16:45 パネル・ディスカッション
モデレーター: 竹本和彦(国連大学サステイナビリティ高等研究所所長)
パネリスト:
16:45 閉会
本イベントは、英語から日本語への同時通訳があります。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
効果的なポスト2015年開発アジェンダおよびSDGsの策定と実施に向けては、複雑な科学的知見を重層的に政策決定へと橋渡しすることが必要不可欠となるため、その成功の鍵は科学者たちが握っているといっても過言ではありません。
科学者たちは2012年に開催されたリオ+20や、その成果のもと設立されたSDGsに関するオープン・ワーキング・グループ(OWG)において重要な科学的知見を提供したことにより、SDGs策定プロセスにおいて重要な役割を担いました。このような役割は引き続き、重層的なSDGsの実施・レ ビュー・再評価プロセスにおいても重要になることが予想されます。
その一方で、SDGsは持続可能な開発の実現に向けた科学者コミュニティーの役割を再定義しつつあります。重層的なSDGsの検討は、科学者たちと主要ステークホルダー間(政策担当者・市民社会・市民など)との連携を促し、さらに超学際的(transdisciplinary)な科学のあり方をめぐって異なる学術分野・地域の科学者コミュニティー間の協調を促すことにもつながります。このような取り組みは、既にフューチャー・アース・プログラムや持続可能な開発ソリューション・ネットワークなどによって進められていま す。
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六本木アカデミーヒルズ