2016年10月31日
2016年6月8日 、UNU-IASの「アフリカでのグローバル人材育成プログラム(GLTP)」は、本プログラムに参加した2015年度GLTP学生による研究活動報告会を開催しました。当日は50名以上の参加者が集まり、アフリカや他の途上国を研究対象にした大学院生のほか、関係者が参加しました。
GLTPは文部科学省支援のもと、2015年9月に国連総会で採択された「アジェンダ2030:持続可能な開発目標(SDGs)」のアフリカでの達成に貢献する人材の育成とともに、将来、国際機関やNGO職員として国際舞台で活躍できるグローバル人材の育成を行っています。日本のリーディング大学院及びアフリカ各国の大学や研究機関と連携して、日本人大学院生をアフリカに派遣し、自らの修士・博士研究を遂行したり、実践的な研究訓練の機会を提供しています。
報告会では、文部科学省の担当者による冒頭挨拶に続き、6カ国に派遣された9名の大学院生により研究成果が報告されました。学生の研究内容は、セネガルでのフランス語と現地語の貨幣の数え方の違いによって生じる問題、先進国から違法輸出された電子電気廃棄物処理による人と環境への影響、他民族国家での紛争を防止するメカニズム、貧困や急速な都市化による食生活や生活習慣の変化等によって起きる生活習慣病についてなど多岐にわたり、現在のアフリカが抱える問題が反映されたテーマとなりました。
また、2016年度は、修士8名、博士3名の合計11名が採用され、エチオピア、ガーナ、ケニア、南アフリカ、ウガンダ、ザンビアに派遣される予定です。
2015年度生の報告書は、下記のリンクよりご覧いただけます。