「SDGs実施のためのマルチ・ステークホルダー・パートナーシップのためのガイドライン」がスタート

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  • 2018年4月3日     バンコク

    Guidelines Cover

    2018年3月29日にUNU-IASはタイ・バンコクで開催された第5回持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)において、「アジア太平洋地域におけるSDGs実施のためのマルチ・ステークホルダー・パートナーシップのためのガイドライン」のお披露目を行いました。このガイドラインはUNU-IASとESCAPが共同で製作したもので、持続可能な開発のためのガバナンス(GSD)チームの支援を得てUNU-IASのリサーチ・アソシエイトであるOkitasari Mahesti博士が共著したものです。

    このイベントは、ESCAP環境開発局長のStefanos Fotiou博士とUNU-IAS所長の竹本和彦博士の開会の挨拶から始まりました。その後の議論はUNU-IASのシニア・リサーチ・フェロー蟹江憲史教授の司会により進められました。査読者の一人であるエラスムス大学のリサーチ・アソシエイトStella Pfisterer氏は、このガイドラインのハイライトと製作過程について提示し、フィリピン副大統領室のプログラム・オフィサーJonahkriza Aglupus氏は、パートナーシップに係る事例及びガイドラインの現場での活用方法について説明しました。

    本ガイドラインの主な焦点は、2030年アジェンダ及び持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援するために効果的なマルチ・ステークホルダー・パートナーシップ(MSP)を構築および維持するための実践的指針をESCAP加盟国、政策立案者および実務者に提供することです。本ガイドラインは、政府がSDGs実施政策サイクルに沿った課題を克服するためのパートナーシップの特定、構築、維持を支援します。本ガイドラインは、MSPの現在の成果と、2030年アジェンダを実施するために地域内で直面した課題についてのエビデンス・ベースの評価に対応し、効果的なMSPを構築し維持するための実践的なガイダンスを提供します。