UNU-IASポリシーブリーフ:SDGsのフォローアップとレビューの強化に関する提言

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  • 2022年10月27日     東京

    この新しいポリシーブリーフ(英題:Advancing Follow-up and Review for the SDGs: Lessons from the 2021 Voluntary National Reviews)は、SDGs達成のためのフォローアップとレビューの枠組の改善に関する、各国政府への政策提言をまとめています。2021年の40か国の自発的国家レビューの分析に基づき、政策調査と実施評価の進展をモニタリングするにとどまらない多層的・統合的なアプローチを提唱しています。また、SDGsを進展を止めることなく、フォローアップ・レビューの仕組みと実践を他の枠組との整合性を持って改善するための提言を行っています。著者は、リチャ・カンドパルマヘスティ・オキタサリです。

    概要

    フォローアップとレビューは、各国がSDGsの進展を把握するために極めて重要です。包括的なフォローアップ・レビューの仕組みの設計や実施は、数多くの指標や持続可能な開発の多方面にわたるデータの欠如による複雑さのために課題に直面しています。取り組みについての報告やモニタリングに加えて、説明責任を確保し、エビデンスに基づく政策立案を後押しし、持続可能な開発のための2030アジェンダに描かれた変革を推進する効果的な仕組みを構築する必要があります。

    提言

    • SDGsのフォローアップ・レビューの原則を、国のフォローアップ・レビューの枠組に組み込む。
    • 計画・モニタリングのサイクルに情報提供する統合的なフォローアップ・レビューの枠組を構築する。
    • 統計能力やデータ・エコシステムの改善へと投資を方向づけるとともにコミットメントの再確認を行う。
    • 多様なステークホルダーの参画とアプローチの調整を促進する。

    リンクより全文(英語のみ)にアクセス可能。

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    サステイナビリティに関する課題解決に向けた最新の分析と提言を提供するUNU-IASプリシーブリーフ・シリーズのさらなる詳細については、こちらをご覧ください。