2024年度9月入学の応募は締め切りました。今後応募を検討されている方は、修士課程出願のガイドラインをご参考ください。
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が提供する2年間の修士課程プログラムでは、自然科学、社会科学、人文科学を融合させた学際的なアプローチを通して、サスティナビリティに関する課題の解決に貢献するために必要な知識と技術を身に付けることができます。本プログラムはサステイナビリティに関連する分野で国連機関やその他の国際機関、政府関係機関、国際NGOや市民団体、民間企業等において活躍できる人材を育成することを目的としており、新規学卒者、社会人、実務者を対象としています。
本プログラムは国連の枠組みの一部である、国連大学というグローバルな大学で学ぶ、またとない機会を提供します。そしてそれは、これまでに培われた、研究と能力開発に関する国連大学の確かな実績を基盤とし、国連大学の研究プログラムに携わる研究者や研究機関の広範な国際ネットワークを活用するものです。学生は授業および国連大学で行われるワークショップ等への参加を通じて、サステイナビリティ学の分野で第一線で活躍する研究者や政策立案者等と接する機会を与えられ、UNU-IASが実施する研究プロジェクトに参加することにより、実践的なスキルを身に着けることができます。
本研究科では、合計30単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、修士論文の審査および最終試験に合格することによって、修士の学位(Master of Science in Sustainability)を取得することができます。学期は9月に始まります。学生はUNU-IASが提供するコースだけでなく、東京大学、上智大学、国際基督教大学が提供するコースも受講することができます。その他詳しい情報は英語ページをご覧ください。
UNU-IASの大学院学位プログラムは、本研究所の研究活動と密接に関わっています。学生には、UNU-IASのテーマ領域における研究プロジェクトに積極的に携わることで実践的な経験を積む機会も設けられています。広範なサステイナビリティに関するテーマのうち、以下の領域に関連したコースが提供されます。
学生は、上記の4つのテーマ領域のうち1つを選んで研究指導を受け、UNU-IASでの研究活動に従事します。それぞれの研究テーマについてはこちら、コースの内容はこちらからご覧ください。
また学生は、所属を選択した研究プロジェクトに貢献することが期待されています。専門家や経験豊富な実務者とともに現場での実地調査などに参加することによって、講義で学んだスキルを実践的に磨くことができます。
講師陣は、国連大学内外の専門家である研究者や実務者を中心に構成されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
本大学院学位プログラムはフルタイムです。アカデミックイヤーは9月から始まります。プログラムの正規修了には、休学期間などを除いて、24か月間または4学期間の就学が必要とされます。本修士課程の修了には、30単位の取得および修士論文の執筆と口頭試問での合格が必要です。
教授言語は英語です。
本専攻では、強化された透明性枠組み、国が決定する貢献(NDC)、国家適応計画策定のプロセス、グローバルストックテイクおよび炭素市場メカニズムなどパリ協定の実施にあたってのメカニズムに焦点を当てます。各国におけるこのような分野の能力を高めることはパリ協定の実施において必要不可欠です。将来この重要な取り組みの最前線で活躍する人材の育成を目指しています。指定コースを受講し、合格した受講生にディプロマが授与されます。
ダブル・ディグリープログラム
UNU-IASの修士課程では、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻とのダブル・ディグリープログラムを行っています。両大学の入学試験に合格し、東京大学で修士号を取得した後、本研究科の卒業要件を満たすことにより、最短3年で2つの修士号を取得することができます。
本ダブルディグリープログラムを希望する場合、UNU-IASへの応募前に東京大学に出願し面接まで進んでいる必要があります。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻についてはこちらのWebサイトを参照ください。それぞれの大学院は異なる出願要件、出願締め切りを設定しておりますので、ご注意ください。
UNU-IASと上智大学は、UNU-IASでのセカンドマスターイニシアティブを行っています。本イニシアティブでは上智大学にて修士号を3年以内に取得している方を対象に、UNU-IASの修士課程にてサステイナビリティ学を学ぶ機会を提供します。本イニシアティブを利用することにより、最短一年でUNU-IASの修士号を取得することが可能です。なお、入学後UNU-IASの卒業要件(30単位の取得と修士論文の執筆)を満たすことが必要となります。本スキームへの希望者は、UNU-IAS修士課程サステイナビリティ学の出願ガイドラインを参照、出願し選考に合格する必要があります。上智大学修士課程終了後3年をすでに過ぎている方は対象外となりますので、ご容赦ください。
UNU-IASは東京大学大学院新領域創成科学研究科 (UT-GSFS) と上智大学との間でそれぞれジョイント・ディププロマプログラム(Joint Diploma Programme on Sustainability)を実施しており、学生はこのプログラムへの参加が奨励されます。ジョイントディプロマを希望する学生は34単位を両研究科から修得し、修士号をUNU-IASから取得する必要があります。
国連大学は、渋谷に位置するグローバルな大学で、すべてのコースは英語で提供されています。また、同じ国連大学ビルの中には、様々な国際機関の事務所があります。教員やスタッフ、在校生の国籍は様々です。本修士課程は、当研究所に所属する教員だけでなく日本国内の著名な学者や政策立案者、さらには海外の主要な組織から15名以上のゲスト講師を招いて構成したコースなども用意されており、学生に専門家たちの特別な知識や経験から学習する機会を提供しています。すべての授業は少人数で行われ、よりインタラクティブな授業が展開されています。
国連大学図書館は、UNU-IASの研究・教育およびその他の活動を支えています。2万7千点以上のコレクションを所蔵しており、電子書籍・電子ジャーナル・国連関係の文書を含む幅広い学術文献を閲覧することができます。学生には、プログラムの始めに図書館オリエンテーションが提供されます。また、国際基督教大学、上智大学、お茶の水大学、青山学院大学、テンプル大学及び政策研究大学院大学の図書館の利用が可能です。国連大学ビル内に学生専用の自習室も備わっています。
国連大学では、学生が日本の社会と文化に適応するのに苦労する場合があることを認識しており、学生が入学してから修了するまで、通学や住居の問題、経済的・法的な問題、健康や安全に関する問題に関して、個別相談、進路相談を含めた様々な支援を行います。
学生には入学前に東京での生活全般についての手引書が配布されます。この中には住居の探し方・契約の仕方等についての情報も掲載されています。
今年度の休校日、およびその他重要な日程についてはアカデミックカレンダーのページをご覧ください。
奨学金情報については、英語のページを参照ください。
UNU-IASの学位プログラムが求める学生像は以下の通りです。
UNU-IASの修士課程プログラムに入学を希望する場合は、締切時点までに以下の条件を満たしている必要があります。
※UNU-IASと東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻とのダブル・ディグリープログラムを希望する応募者は、UNU-IASへの応募前に東京大学に出願し面接まで進んでいる必要があります。
※提出いただく英語資格は、2年以内に取得したものに限ります。
TOEFL/IELTS のオリジナルスコアレポートの提出が必要です(コピー不可)。
※2年間連続して英語での学位取得の大学教育を受けられた方につきましても、英語力の証明となる書類の提出をお願いする場合があります。
修士課程出願ガイドラインを参照してください。
日程は変更となる可能性があります。
出願料:無料
学費:年間12,000米ドル*
入学予定者は、結果通知後10営業日以内(入学前)に、初年度授業料の50%(6,000米ドル*;返金なし)を収めていただきます。年間一括払いを選んだ場合は、学期が始まる前までに一年分の学費を納付いただきます。
その他生活費等についての案内は英語ページでご確認ください。
*学費は変わる可能性があります。
その他のご質問につきましては英語版のFAQページに情報が掲載されている場合があります。
お問い合わせの前にご確認ください。
FAQページに必要な情報が掲載されていない場合は、お問い合わせ専用フォームをご利用ください。
国連大学サステイナビリティ高等研究所 (UNU-IAS)
大学院プログラム アドミッションズオフィス
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5丁目53-70