国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が提供する博士課程プログラムは、サステイナビリテイ学の分野で重要な研究者となる人材を育成することを目的としています。国連が取り組む課題の中で最も喫緊な問題のひとつであるサステイナビリティという課題に対し、地球変動および生物多様性の観点を盛り込み、サステイナビリティの問題に革新的なアプローチで取り組り組むことによって、深い理解の追究と促進を目指しています。
博士課程は学生がこれらの問題を全体的な意味で理解できるようになるために、多面的かつ包括的な知識を身につけさせ、そして地球変動に関する現在の問題に取り組むにあたり、環境維持についての理解を深めることを目標としています。当大学院の博士課程は、問題志向型研究を行っており、そこで学ぶ学生は、サステイナビリティの問題や議論に関わる様々なシステムの間にある基本原則を理解するための、量的そして質的な分析研究技術を身につけることができます。また、講義や国連大学で行われるワークショップやその他イベント、本研究所が行っている研究プロジェクトへの参加を通し、サステイナビリティに関する問題に取り組むための批判的思考、問題解決能力そして専門的な知識を得ることができます。
博士課程は9月から始まる3年間のプログラムで14単位を修得する必要があります。博士論文はUNU-IASが取り上げている研究テーマにのっとったもので、地球変動とサステイナビリティに焦点を当てたものになります。学生はUNU-IASが提供するコースだけでなく、東京大学、上智大学、国際基督教大学が提供するコースも受講することができます。その他詳しい情報は英語ページをご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
年間10,000 米ドル
UNU-IASは東京大学大学院新領域創成科学研究科 (UT-GSFS) と上智大学との間でそれぞれジョイント・ディププロマプログラム(Joint Diploma Programme on Sustainability)を実施しており、学生はこのプログラムへの参加が奨励されます。ジョイントディプロマを希望する学生は18単位を両研究科から修得し、博士号をUNU-IASから取得する必要があります。
国連大学は渋谷にあり、教員やスタッフ、在校生の国籍は様々です。授業はすべて英語で行われ、当研究所に所属する教員だけでなく、海外や日本国内の著名な学者や政策立案者による授業も行われています。すべての授業は少人数で行われ、よりインタラクティブな授業が展開されています。
UNUーIASの学位プログラムは、研究所が推進する4つの研究テーマと密接に関わっています。学生は、そのうち1つの研究テーマのもとで、研究指導を受けます。また、研究テーマにおける実地調査等への参加を通じて、研究プロジェクトに貢献する機会もあります。
国連大学図書館では、幅広い学術文献、1万以上の電子ジャーナル、世界銀行とOECDの出版物、1946年以降の国連の公文書を閲覧することができます。また学生は、国際基督教大学、上智大学、お茶の水大学、青山学院大学、テンプル大学及び政策研究大学院大学の図書館の利用が可能です。学生専用の自習室があり、GISなどの各授業科目のニーズに応じたソフトウェアを備えています。
国連大学では、学生が日本の社会と文化に適応するのに苦労する場合があることを認識しており、学生が入学してから修了するまで、通学や住居の問題、経済的・法的な問題、健康や安全に関する問題に関して、個別相談、進路相談を含めた様々な支援を行います。
学生には入学前に東京での生活全般についての手引書が配布されます。この中には住居の探し方・契約の仕方等についての情報も掲載されています。
今年度の休校日、およびその他重要な日程についてはアカデミックカレンダーのページをご覧ください。
UNU-IASの学位プログラムが求める学生像は以下の通りです。
UNU-IASが提供する博士課程プログラムに入学を希望する場合は以下の条件を満たしている必要があります。
または
提出いただく英語資格は、2年以内に取得したものに限ります。
ただし下記の条件を満たす場合は英語力を証明する書類を提出する必要はありません。
TOEFLおよびIELTSのスコアレポート出については英語ページでご確認ください。
英語ページをご覧ください。
出願料:無料
その他のご質問につきましては英語版のFAQページに情報が掲載されている場合があります。
お問い合わせの前にご確認ください。
FAQページに必要な情報が掲載されていない場合は、お問い合わせ専用フォームをご活用ください。
国連大学サステイナビリティ高等研究所 (UNU-IAS)
大学院プログラム アドミッションズオフィス
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5丁目53-70