2019年9月6日、国連大学本部に於いて「『SDGs実施指針』改定に向けたステークホルダー会議」(主催:SDGs推進円卓会議有志、国連大学サステイナビリティ高等研究所)が開催され、日本各地から企業、地方自治体、市民団体など様々な立場のSDGsに関わる人々が参加し、日本の「SDGs実施指針」改定に向けて議論しました。その結果は提言としてまとめられ、日本政府に提出されました。この会議では、今後地方でも同様にステークホルダーがSDGs実施について議論し、地方からの提言として発信する重要性も指摘されました。
その第1回として、SDGs実践の実績をもつ多くの団体、個人、自治体を擁する北陸から地方の提言をまとめます。SDGs未来都市に選定されている、珠洲市、小松市、白山市、富山市、南砺市、鯖江市 など 基礎自治体をはじめとする様々なステークホルダーにお集まりいただき、これまでのSDGsの取組を共有し、SDGs達成を通じた北陸の未来のあり方を議論します。さらに成果の共有と北陸のありたい未来を議論し、次世代に向けてSDGsで描く未来の姿を提言します。今後この会議をモデルとして、地域でも同様の会議が開催されることを狙います。
また「『SDGs実施指針』改定に向けたステークホルダー会議」では、 若者の参画の重要性が指摘されました。2030年を担う次世代との対話もこの会議の重要な要素として位置づけています。
なお、本会議では文部科学省 平成31年度SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業「ゲーミフィケーションを用いたSDGs教材とその開発手法の全国展開」により開発したSDGs教材の展示を行います。教育者の皆様方におきましては、来年度から全国で展開される新しい学習指導要領におけるSDGs教育のための教材としてご覧いただくとともに、事後フォローアップとして予定している若者(小中高大)向け小論文コンテスト・絵画コンテストを出口とした教育カリキュラムの構築・実施に役立てていただければと思います。
9:30-10:00 開会
主催挨拶 竹本和彦(国連大学サステイナビリティ高等研究所)
来賓挨拶 遠藤健太郎(内閣府地方創生推進事務局参事官)
事前情報共有 平本督太郎(金沢工業大学 SDGs推進センター長)
10:10-12:30 分科会(前半)
共通テーマ「住み続けたいと思える北陸の未来とは?」
・地域がこうなっていてほしいという共通ビジョンと現実とのギャップを討論する
12:30-14:00 昼食
14:00-14:40 各分科会からの共有報告
14:40-16:20 分科会(後半)
共通テーマ「2030年の北陸、理想的な生き方とは?」
・分科会前半のビジョンの具体案をシナリオ形式で作成
16:30-17:55 次世代へのシナリオ報告と共有セッション
17:55-18:00 閉会
渡辺綱男(国連大学サステイナビリティ高等研究所シニアプログラムコーディネーター、いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長)
分科会① 誰もが暮らしやすいまちとは
〜どうして東京にヒト、カネ、モノ、情報が集まる?この流れを変えるにはSDGsの視点をどのように取り入れ地域を元気にしていくか?
分科会② イノベーション:地域での創造と、世界への発信
〜私たちは地方から何を創造して、何を発信し、世界の人と共感を得ていくのか? SDGsはその共通言語となるのか、 テクノロジーとどう共存していくのか?
分科会③ 教育:人生100年時代のキャリアと学びとは
〜人生100年時代のキャリアをどのように楽しみながら築きあげていくのか?
分科会④ パートナーシップ:みんなの力を地域で結集するしくみ
~SDGs達成のために地域で様々な主体がセクターや組織を超えて共創するためには?
分科会⑤ 多様性:多様な人々が意思決定に参加できる社会とは
~多様な人々が意思決定に参加できる社会ができると私たちの生活は今とどう変わっていくのか?
国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット、金沢工業大学SDGs推進センター
共催:金沢市、 白山市、珠洲市、小松市、富山市、南砺市、鯖江市、JICA北陸
後援:内閣府 地方創生推進室、 北国新聞、北陸中日新聞
運営協力:Start SDGs
その他、広報や会議参加への協力自治体:加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、野々市市、津幡町、中能登町、高岡市、魚津市、滑川市、射水市、上市町、内灘町
詳細、参加申し込みはこちらから。無料・要事前登録。ページ下部のグーグルフォームよりご登録・分科会の選択をお願いいたします。お申込み後、ouikschedule@gmail.comより確認メールが届きます。
〒920-0993
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