UNU-IASは、7月23日(火)GEOCとともに「SDGsへの挑戦 ~サンゴ礁の現状と保全の取り組み~市民上映会『チェイシング・コーラル ー消えゆくサンゴ礁ー』から考える」を開催します。
私たちの暮らしに様々な恵みをもたらす海の生態系の中でも重要な役割を担っているサンゴ礁が、深刻な危機にさらされています。2018年10月に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書「1.5°Cの地球温暖化」では、気温上昇を1.5°Cに抑制しても、熱帯地域のサンゴ礁の70~90%が消滅すると発表されています。温暖化以外にも、魚の乱獲、海洋汚染、持続可能でない方法による沿岸部開発などが危機を加速させる要因とされており、サンゴ礁の保全には複合的な対策を考えてゆく必要があります。
こうした背景を踏まえ、環境保全の枠組みにどどまらないサンゴの保全と経済、社会との共生の在り方を、サンゴ礁の白化現象を追ったドキュメンタリー映画『チェイシング・コーラル―消えゆくサンゴ礁―』と意見交換会を通して考えます。
18:30-18:35 開会挨拶:渡辺綱男 UNU-IASシニア・プログラム・コーディネーター
18:35-18:45 「サンゴの価値について」 イヴォーン・ユー UNU-IASリサーチ・フェロー
18:45-20:15 『チェイシング・コーラルー消えゆくサンゴ礁ー』上映
20:15-20:45 ゲストトーク&フロアディスカッション
ファシリテーター:星野智子(GEOC)
岡野隆宏 環境省 自然環境局 自然環境計画課 保全再生調整官
イヴォーン・ユーUNU-IASリサーチ・フェロー
20:45 閉会
作品紹介『チェイシング・コーラル―消えゆくサンゴ礁―』
ダイバーと科学者、写真家らが結成したチームが3年間500時間以上に渡って水中のサンゴの白化現象を追い続けたドキュメンタリー。2017年にNetflixで配信され、エミー賞自然ドキュメンタリー部門で最優秀賞を獲得。鮮明な映像とともにサンゴが直面する厳しい現状を描く。サンダンス映画祭で撮影賞を獲得した『チェイシングアイス(2012)』に続くジェフ・オーロースキー 監督作品。
(2017年/アメリカ/89分)公式ウェブサイトはこちら
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※上映は、英語音声・日本語字幕。上映以外のセッションは、日本語のみで開催します。
※映画上映専用の会場ではないため、一部見にくい・聞こえづらいお席もありますがご了承ください。
※開演後の入場は制限する場合があります。
※定員になり次第、申込は締め切ります。参加費:無料
※上映中の写真撮影・録音は禁止とさせていただいております。
主催: UNU-IAS、GEOC
協力: 環境省
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学アネックススペース