日本の教訓から学ぶ、防災分野のASEANコラボレーション
2019年10月29日、国連大学サスティナビリティ高等研究所(UNU-IAS)にて、”国際防災デー2019”が開催されます。今年度の国際防災デーにおいては、2030年までに重要インフラへのダメージ軽減を達成することをターゲットとする仙台防災枠組み2015−2030(SFDRR)の重要性に注目し、その実施を目的としています。
プログラムでは、 ”構築から保持”をテーマに、回復力のある重要インフラが人々の安全と福祉に与える影響を論じます。同時に、保険業界の役割やリスクに関する情報の提供がなされなかった場合の結果を検討します。 また、ASEAN諸国のインフラ回復力レベルの現状について、各国の専門家がプレゼンテーションを行います。日本の防災戦略の上でも重要となるインフラ回復力についても検証を行います。
本イベントは、国際防災デー(10月13日)を記念して世界規模で継続的に行われているアクティビティの一部であり、災害の軽減や災害への心構えを含む防災文化の国際化促進を目指しています。また、仙台防災枠組みに概説される、災害リスク、健康や日常生活に与えるダメージの軽減を目指す取り組みの進捗を認識する機会としても位置付けられます。
また、本イベントは10月21日〜29日に行われる ASEAN’s AHA Centre と共同開催する AHA Center Executive Programme, Japan Study Visit の最終アクティビティでもあります。この Japan Study Visit は、ASEAN諸国10か国から国家防災管理に従事する中間管理職以上の役職者18名が AHA Center のスタッフと共に来日し、日本国内の防災分野において主力となる省庁への表敬訪問、研究機関、民間企業および関連施設への訪問視察を通して、経験や知識の交換を行うものです。
本イベントは英語のみでの実施となり日本語への通訳はございません。
予めご承知おき下さいますようお願い申し上げます。
参加費無料ですが、事前登録制です。
参加をご希望の方は“Register”よりお申し込みをお願い致します。
会場にて当日受け付けも可能です。
〒150-8925
東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学
1階 アネックス・スペース