2016年11月14日、UNU-IASは、公開セミナー「地域から国家スケールでの生態系シナリオとモデルの最新動向」を開催します。本セミナーでは、生態系シナリオとモデル構築に関して、ローカルから国家規模に至るこれまでの研究成果について報告し、様々なローカル及び国家規模のシナリオを、どのように地域及び地球規模のシナリオに発展させるのかについて討議します。また、UNU-IASの新たな研究プロジェクトである「社会・生態システムの統合化による自然資本・生態系サービスの予測評価」(PANCES)の概要とこれまでの研究進捗を解説しながら、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)による評価との連携のあり方について議論を深めます。
環境省、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構、IPBES-TSU-AP、公益財団法人地球環境戦略研究機関、生態系シナリオネットワーク(ScenNet)プロジェクト 、TSUNAGARIプロジェクトとともに本セミナーは共催されます。
IPBESでは、現在、将来シナリオやモデルを用いて、人間社会のありうる将来的な発展とそれに伴う生物多様性や生態系サービスへの影響を予測し、それを地球規模の評価に組み込むことを予定しています。その際、将来シナリオを作成する段階から多様な利害関係者が参加して対話を促すことで、利害関係者が有する多様な知識のシナリオへの統合や将来的な意思決定へのシナリオの活用が進むことが期待されます。重要な課題のひとつに、ローカルから国家規模での様々な将来シナリオの規模を拡大して、国家を超えたグローバルやサブグローバルなシナリオ構築にいかにつなげていくのかという問題があります。
本イベントは英語のみで開催されますことをご了承下さい。詳細は、英語のウェブサイトをご覧ください。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
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