UNU-IASは、ランドスケープ・アプローチが、地域ベースの生物多様性の保全にどのように貢献できるか、についての専門家からの洞察を提供し対話する場としてオンラインセミナーを共催します。
本イベントでは、保護地域外の生物多様性の保全を達成している地域、すなわち「地域をベースとするその他の効果的な手段(OECMs)」で管理される地域の指定と管理に焦点を当てます。また、環境、持続可能な開発、文化、経済の観点から、基本的情報が提供され、聴講者の参加するパネルディスカッションが開催されます。人間の生産活動と自然環境が相互に支え合い、人々が真に自然と共生するOECMsの指定と管理に貢献することを目標としています。
「ポスト2020生物多様性枠組」の策定に関連して、生物多様性条約(CBD)の締約国や関連組織は、OECMsの指定と実施のためのメカニズムを作成しています。OECMsは、生物多様性戦略計画2011-2020の愛知目標11で最初に規定されたように、保護地域の既存のシステムを補完し、これらが「より広いランドスケープとシースケープに統合される」ことを確実にします。また、OECMsは、締約国が2030年までに地球の表面の30%を保護するという目標を達成するにあたり重要な役割を果たします。
22:05 OECMsの紹介
22:15 OECMsと社会生態学的生産ランドスケープ・アプローチ
22:25 COMDEKSプロジェクトにおけるOECMの指定
22:35 ブレイクアウト・グループディスカッション
23:20 結論とまとめ
更なる詳細は、こちらのイベントプログラムをご参照ください。
参加には 事前登録 が必要です。
本イベントは英語で行われ、通訳はありません。ご留意ください。
本イベントは、コンサベーション・インターナショナル(CI)と国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の共催で行われます。
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CIとUNU-IASは、OECMの政策プロセスに貢献するために、ランドスケープ管理に関する長年の経験から情報やアイデアを収集し、得られた教訓をOECMの指定と実施に適用するプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、人間と自然の調和のとれた関係が、いかに自然に優先的(ネイチャー・ポジティブ)なランドスケープやシースケープにおいて長期的な生物多様性への成果をもたらすか、ひいてはいかに効果的なOECMsを実現するか、を焦点にしています。