SEPLSにおける生物多様性、健康、ウェルビーイングの相互関係の強化

イベント
  • DATE / TIME:
    2022年4月27日    22:00 - 23:40
    場所:
    オンライン(JST)

    国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における社会的および経済的推進力の理解に焦点を当て、生物多様性と健康、そして人間の幸福(ウェルビーイング)との関連性について議論するオンラインセミナーを開催します。本イベントでは、「健康と生物多様性」と「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック後のより良い復興」という2つのテーマ別セッションが行われます。

    本セミナーでは、UNU-IASが運営するSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局によって実施された、COVID-19危機におけるPSIメンバーとSEPLSコミュニティが直面した課題と機会に関する調査の結果が発表されます。登壇者たちは、自身のコミュニティの状態に関する最新の報告を共有します。また、未来への取り組みとSEPLSのレジリエンスを強化するための新しいIPSI行動計画(PoA)において焦点を当てるべき、新しい潜在的なテーマについて議論します。本ウェビナーは、COVID-19後の回復のためのワンヘルス・アプローチなど、複合的な取り組みを必要とするネクサスアプローチ(例:健康と農業、エネルギーと水と環境)を実施するための優良事例の促進も行います。

    背景

    COVID-19パンデミックは、生物多様性と健康がどのように密接に関連しているか、そして私たちのウェルビーイングがいかにその2つの間のバランスの取れた関係に決定的に依存しているか、を鮮明に表面化させました。パンデミックはまた、特に経済的損害とより迅速な回復の可能性の観点において、社会の様々なセグメント間に課題と不平等をもたらしました。同時に、生物多様性の喪失と生態系の劣化が加速する中、地球の未来は依然として多くの課題に直面しています。

    SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、自然と調和した社会を実現するためのグローバルな取り組みであり、UNU-IASが事務局を務めています。IPSIの加盟メンバーたちは、SEPLSの回復と持続可能な管理を通じて、人々と地球のための公正で持続可能な未来を構築に向けて協力して取り組んでいます。

    参加方法

    本イベントには、こちらのズームリンクからご参加いただけます。事前登録は不要です。

    言語

    本イベントは、英語で行われます。

    プログラム

    司会:ブルーノ・レレス(UNU-IASパートナーシップアソシエイト)

    22: 00 開会挨拶

    渡辺綱男(IPSI事務局長)

    22:10 セッション1 健康と生物多様性
    司会:ブルーノ・レレス(UNU-IASパートナーシップアソシエイト)

    • クリスティナ・ロマネリ 氏(WHO、生物多様性と気候変動と健康、プログラムオフィサー):生物多様性条約(CBD)における健康に関する議論–健康と生物多様性の関連性
    • イヴォーン・ユー 氏(元UNU-IAS研究員):IPSI Covid -19調査 プレゼンテーション
    • 質疑応答・ディスカッション
      • IPSIコメンテーター:ロスマン・ビン・アブド・ガーニ氏(マレーシア、TZRテクノロジー、ディレクター)

    22:50 セッション2  COVID-19パンデミック後のより良い復興
    司会:スニータ・サブラマニアン (UNU-IAS研究員)

    • ポール・デール氏(ブラジル、サンパウロ州政府 インフラ・環境事務局、国際問題顧問)(TBC)
    • マウリツィオ・ファルハン・フェラーリ氏(フォーレスト・ピープルズ・プログラム・環境ガバナンスシニアポリシーアドバイザー)
    • 質疑応答・ディスカッション
      • IPSIコメンテーター:チェムク・ウェケサ 氏、(研究員、ケニア森林研究所)

    23: 30 まとめと閉会挨拶