国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP 15)のサイドイベントに参加し、社会変革の実現に必要不可欠な、生物多様性ガバナンスへの社会全体アプローチについて議論します。本イベントでは、自治体、民間企業、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)からの登壇者と共に、新しい報告書『ネイチャー・ポジティブへの道筋の探求(英題:Exploring Nature-Positive Pathways)』にまとめられた知見について議論します。
本サイドイベントは、CBD COP15参加者の皆様を対象に、会場内のIGOs会議室514Bにて開催されます。
プログラム詳細は、準備出来次第こちらのページに掲載致します。
本イベントはオランダ環境評価庁(PBL)、持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(ICLEI)、資本連合、持続可能な開発と国際関係研究所(IDDRI)、そしてUNU-IASが事務局を務めるSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)が共催します。
ポスト2020生物多様性枠組の新しい特徴の一つとして、生物多様性政策のための全社会的アプローチに重点を置いていることが挙げられます。国家以外の非政府主体や自治体(都市、地域、企業、NGO、先住民など)による自然のための行動を拡げていくことは、社会変革を実現するための重要な契機となります。
オランダ環境評価庁(PBL)の報告書『ネイチャー・ポジティブへの道筋の探求』は、生物多様性に関する世界的な目標を達成するための様々な道筋について論じています。本報告書では、自然を包摂する世界に向けた道筋がどのようなものか、また、自然の恩恵のために、市民社会のアクターが行っている取り組みに基づいて、政府がどのようなことができるかを示しています。