国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP 15)でサイドイベントを共催し、マングローブの生態系保全が沿岸地域の複数の課題にどのように貢献するか議論した上で、関連する政府の政策や、ドナーおよび民間企業による実施活動の共有を行います。また、再生を促進し、ポスト2020生物多様性枠組の目標を達成するための持続可能な管理を確実に行うため、自然を基盤とした解決策(NbS)としてのマングローブ保全における課題と機会を明らかにします。
本サイドイベントは、CBD COP15参加者の皆様を対象に、会場内のRoom 512Eにて開催されます。
プログラム詳細は、準備出来次第こちらのページに掲載致します。
本イベントは、国際協力機構(JICA)、CBD事務局、日本環境省(MOEJ)、インドネシア環境・ 林業省、UNU-IAS、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)が共催します。
マングローブ生態系は、気候変動・災害リスク軽減・生計向上など、複数の課題への同時対応を可能にすることで人々に様々な恩恵をもたらしています。しかしながら、マングローブ林はここ数十年で大幅に減少しており、各国政府はマングローブの保全と再生の促進に尽力してきました。
環境・社会・ガバナンス(ESG)投資のアプローチを取り入れる機関投資家の増加を受けて、2050年までにカーボンニュートラル目標を達成するため、民間企業はマングローブ保全プロジェクトから発生するカーボンクレジットを購入することが期待されています。