エジプトのシャルム・エル・シェイクで行われる国連気候変動枠組条約第27回締約国会議2022(UNFCCC COP27)にて開催される本サイドイベントでは、気候変動と持続可能な開発目標(SDGs)に関する変革への行動に向けた科学的知識、協力、能力開発をいかに活用できるか模索します。また、行動を加速するためのギャップとニーズ、および科学的卓越性、連帯、協力に根ざした実装を強化するためのイニシアチブについて議論するとともに、気候変動政策を効果的な実施に向けた教育とトレーニングを強化する方法についても考えます。
本イベントは、UNFCCC COP27の参加者の皆様にご参加いただけます。会場は、Blue ZoneエリアAの Akhenaten roomです。
本イベントは、UNFCCC YouTubeチャンネルおよび、COP27 参加者用のUNFCCCのバーチャル・プラットフォームからライブ配信でご覧いただけます。
22:00–22:10 歓迎の言葉(※日本時間で記載)
22:10–22:20 開会挨拶
22:20–22:35 Keynote
22:35–23:10 パネル・ディスカッション
司会: アニル・ミシュラ(ユネスコ、セクションチーフ )
23:10–23:20 質疑応答
23:20–23:25 重要メッセージのまとめ
23:25–23:30 閉会挨拶
本イベントは、国連大学(UNU)とユネスコによって主催されます。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、大気、海洋、雪氷圏、生物圏における広範で急速な変化に警鐘を鳴らしています。頻度と激しさを増す極端な気候現象が食料と水の安全保障を脅かしており、気候に関するターゲット目標とSDGsを達成するための取り組みを阻害しています。これまでのところ、訓練を受けた人材のキャパシティ、安価かつ現地で検証された科学的解決策、組織や十分な資金が不足しているため、特にアフリカにおいて十分な進展は見られませんでした。例えば、パリ協定に基づいて各国の測定・報告・検証 (MRV)を維持し改善するための技術的および制度的能力には、ギャップがあります。
科学と技術は変化をもたらす強力な要因であり、SDG 17(パートナーシップで目的を達成しよう)のもとでの実装を行う手段の 1 つとして、2030アジェンダの中核を成すものです。知識を動員し、進展を加速するための道を提供し、2030年の地平を超えて新たな課題に先制的に対処するためには、信頼できる科学、連帯、市民の関与を通じた科学的取り組みの調整と検証、より広範な科学・政策・社会の協力が求められます。COP26で認知されたように、必要とされる深い社会変革を進める上で、教育は重要な役割を果たすでしょう。