国連大学では、この春4月より、若手社会人と学生の皆様を対象に、連続トークセッションを開催しています。 世界のさまざまな現場で活躍されているゲストを、毎回お一人ずつお迎えし、これからの国際社会で貢献したい方々にメッセージを届けます。
2014 年9月29日(月)に開催される第3回UNU CAFÉでは、国連広報センター所長の根本かおる氏をお迎えします。根本氏は、幼少期をドイツで過ごした経験から「マイノリティーの権利」に関心を持ち続け、テレビ局の報道記者としてご活躍後、コロンビア大学国際関係論大学院に留学。講義やクラスメートを通して、国連職員の仕事を身近に感じ、国連の道を志すようになりました。その後、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やWFP(国連世界食糧計画)での勤務を経て、現在、国連広報センター所長として、国連と日本の架け橋としての広報実務に取り組んでおられます。
当日は、「HOW TOよりもWHATを考え抜くチカラ——好奇心こそ原動力!」というテーマで、根本氏のご経験をお話しいただき、参加者の方のご質問にお答え頂きます。国際機関への就職を目指されている方、国際的な現場でお仕事されている中で課題を感じていらっしゃる方、グローバル人材教育の方法に迷われている方には、大きなヒントが得られる機会になるはずです。
これからの持続可能な社会の実現に向けて、世界の中の一人の日本人としてどう貢献できるのか、あなたも先人からの知恵と経験のバトンを受け取ってみませんか。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
東京大学法学部卒。テレビ朝日を経て、米国コロンビア大学大学院より国際関係論修士号を取得。1996年から2011年末までUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)にて、アジア、アフリカなどで難民支援活動に従事。ジュネーブ本部では政策立案、民間部門からの活動資金調達のコーディネートを担当。WFP(国連世界食糧計画)広報官、国連UNHCR協会事務局長も歴任。フリー・ジャーナリストを経て2013年8月より現職。著書に『日本と出会った難民たち——生き抜くチカラ、支えるチカラ』(英治出版)他。
環境省地球環境審議官を務め、気候変動、生物多様性、越境大気汚染といった地球環境問題に関する国際交渉のための国家戦略の開発を担当した。その後2010年から国連大学に加わり、現在2014年1月に新設された国連大学サステイナビリティ高等研究所の所長を務める。
〒150-8925
東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学本部ビル2階レセプション・ホール