本オンラインワークショップでは、技術教育及び職業教育と訓練(TVET)の分野におけるマクロな政策論と、実際の職場の橋渡しをすることを目的としています。また、現場で得られたデータをもとに、異なるスキルの関係性や、どのようなスキルがどのような状況で、なぜ重要なのかを探ります。また、それらのスキルをどのようにして鍛えることができるかについても議論します。
近年、労働者が職場で生産的かつ効果的に働くためには、職業に特化した技術的スキルを身につけるだけでは不十分であるという考えが広まっています。必要とされるスキルには、読解力、計算力、理論的思考力といった「認知能力」が含まれます。また多くの研究が、労働者がさまざまな状況に適応し、同僚と協力して問題を解決するため上で必要な「非認知能力」の重要性を示しています。
こうした観点から、名古屋大学のSKYプロジェクトでは、アフリカの労働者の様々な能力を調査してきました。
参加には 事前登録 が必要です。どなたでも無料で参加できます。
16:00–16:10 開会の辞
16:10–16:30 第一部: フレーミング・プレゼンテーション
16:30–16:50 第二部: イントロダクション
「技能形成の機会と課題ーなぜエビデンスベースの議論が必要なのか」
16:50–17:00 質疑応答
17:00–17:05 休憩
17:05–17:20 第三部: 実証データに基づくディスカッション
「多面的なデータから何が分かるか?ーエチオピアとガーナのデータに基づく2つの分析」
17:20–17:35 第四部: トレーニング・インターベンション
「縫製工場労働者を対象とした非従来的なソフトスキルトレーニング」
17:35–17:55 質疑応答
17:55–18:00 閉会の辞
各セッションの概要などイベントの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
本イベントは、名古屋大学のSKYプロジェクトと国連大学高等研究所(UNU-IAS)の共催で行われます。SKYプロジェクトでは、学際的な研究者チームが、UNU-IASの支援のもと、発展途上国における技能や雇用に関する問題を解決するために学術的知識を活用してきました。
SKYプロジェクトは、2030アジェンダに貢献するため、日本の研究・教育機関との連携を構築するUNU-IASのイニシアチブ「 地球規模課題解決に資する国際協力プログラム(GGS)」の下で行われました。