2023年5月22日 Diplomatic Courier
2023年5月21日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)のリサーチフェローでもあるジョニ・ジュペスタ アカデミック・アソシエイトが執筆した、カーボンニュートラルに向けて日本が辿る道筋におけるネガティブ・エミッション技術の重要な役割に焦点を当てた記事が、国際的な情報メディアネットワークである『Diplomatic Courier』に掲載されました。本記事は、ネットゼロを達成するための経路の複雑さ、および日本がエネルギー需要を削減しつつ二酸化炭素除去を支援するためには、エネルギー供給と技術革新との間の相互依存的な繋がりを慎重に管理する必要があることを論じています。
抜粋:
「炭素の排出量ネットゼロ(カーボンニュートラル)を達成するためには様々な道筋があり、各国はこの目標の達成に向けた一連の課題に直面しています。
日本の場合、ネガティブ・エミッション、即ち大気中からCO2を除去することが大変重要な役割を果たすでしょう。このためのアプローチには、バイオエネルギーによる炭素回収と貯蔵、 バイオ炭、空気中からの直接的炭素回収と貯蔵などが含まれます。」
[中略]
「これらのエネルギー問題を解決するための特効薬は存在しないため、現在日本におけるエネルギーシステムは必然的に脱炭素化に向けたいくつかの異なる道筋を辿るでしょう。将来的な段階における政策は、これらのうち最も効果が期待できる、もしくは成功的なものに絞られるかもしれません。世界は、日本およびその他のG7諸国が、今世紀前半の内に温室効果ガス排出量ネットゼロをを達成するための野心的な行動を起こし、模範を示すことを心待ちにしています。」
記事全文(英語)は、『Diplomatic Courier』ウェブサイト からご利用いただけます。