2023年12月6日

2023年12月2日、University World Newsに持続可能な開発のための教育（ESD）の特集記事が掲載されました。本記事では、国連大学サステイナビリティ高等研究所（UNU-IAS）が事務局を務める持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点（RCEs）のメンバーであるRCEゴンバック広域を主催しているマレーシア国際イスラム大学が実践している「コミュニバーシティ」(Communiversity)の概念を取り上げています。「コミュニバーシティ」は、大学やその周りのコミュニティの間で知見を共有、共同で生み出すことを指します。

記事では、グローバルRCEネットワークをESDの推進における重要なグローバルプラットフォームとして紹介しています。また「コミュニバーシティ」への注目が集まった、2023年10月31日〜11月2日にマレーシアで開催された第13回グローバルRCE会議についても取り上げています。加えてマレーシア国際イスラム大学タン・スリ・ズルキフリ・アブドゥル・ラザク学長が、国連大学が主導しているアジア太平洋地域において持続可能な開発を大学院のコースやカリキュラムに取り入れることを掲げているアジア太平洋環境大学院ネットワーク（ProSPER.Net）を元に、どのように新たな大学の評価システムの開発を行なっているかについても話しています。

抜粋：

グローバルRCEネットワークとの協議を重ね「コミュニバーシティ」の概念は発展しました。グローバルRCEネットワークは、アイデアを集約するプラットフォームの提供、RCEsのまとめ役通して、持続可能な開発のための教育を推進しています。世界中に190のRCEsがあり、マレーシア国際イスラム大学はそのうち一つをホストしています。

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