2024年7月23日     University World News

2024年7月16日、アメリカ、ニューヨークにて持続可能な開発に向けた未来の高等教育をテーマに開催された高等教育サステイナビリティ・イニシアチブ（HESI）グローバル・フォーラムに関する記事がUniversity World Newsに掲載されました。本記事では、持続可能な開発目標と高等教育の推進に向けAIが果たす役割について議論しています。国連大学サステイナビリティ高等研究所（UNU-IAS）ジョンウィー・パクアカデミック・プログラム・オフィサーは、AIが高等教育にもたらしうる機会についてコメントした上で、AIを活用する上でのリスクと不平等に関する課題を最小限にしていく必要があると述べました。また、高等教育はAIなど新たな技術がもたらす課題や便益について、私たちの社会へ周知する役割を果たしていくべきであるとも強調しています。

抜粋：

東京を拠点とする国連大学サステイナビリティ高等研究所（UNU-IAS）で、イノベーションと教育の研究領域においてリーダーを務めるジョンウィー・パクは、持続可能な開発においても世界でAIに関する考え方は分断していると指摘しています。AIは学生一人ひとりに合った学習方法の提供など多くの便益のある機能を持つ一方で、このような機能は中国語、英語、スペイン語、ヒンディー語およびアラビア語など世界の主要言語に限られています。これにより、少数言語の消滅が加速する可能性があります。AIがもたらすリスクや不平等の課題を最小限にした上で、AIの可能性を最大限活かしていくことを、高等教育がリーダーシップを取り私たちの社会に知らせていくことが必要です。

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