『The New Republic』に都市における生物多様性に関する記事が特集されました

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  • 2023年2月3日     THE NEW REPUBLIC

    2023年2月2日、The New Republicに、生物多様性のホットスポットとしての都市に着目した特集記事が掲載されました。リオデジャネイロや金沢など、世界中の複数の都市を持続可能な都市自然として紹介しています。本記事では、都市化は必ずしも環境に悪影響を及ぼすわけではなく、それが自然や生物多様性を育み、エコシステムを支えうることにも着目しています。さらに庭園を通して自然に触れることは都市に住む人々の幸福感や健康に良い影響を与えていることも取り上げています。
    本記事では、国連大学サステイナビリティ高等研究所フアン・パストール・イヴァールス研究員のコメントが特集されました。

    The New Republicは、昨今の重要な社会課題を発信しているアメリカの雑誌です

    抜粋:

    「フアン・パストール・イヴァールス研究員は、生物多様性のハブを保護するための持続可能な都市自然プロジェクトを推進しています。金沢には武士の時代から伝わる日本庭園が点在し、それらは都市自然の一部として大切な役割を果たしています。しかし庭園所有者の多くは、自分たちの庭園が都市の生物多様性や持続可能性にどのように貢献しているか認識していません。フアン研究員のプロジェクトでは、カーボン・オフセットの推進、生物多様性の保護および気候変動の影響の軽減など、庭園がいかに持続可能性に貢献しているか、庭園の所有者や地域住民に説明しています。庭園の持つ社会的意義を広めていくことがプロジェクトの目的の一つなのです。またフアン研究員は、『伝統的な日本庭園に内在する価値は日本人の信仰に基づいていましたが、そこから美的なものへと変容してきました。しかしながら、そのような文化的価値が薄まりつつある今、庭園に新しい価値観を見出すことが必要です。私たちは、それが環境的な価値観であると考えています。』 ともコメントしました。」

    記事全文(英語)は、 The New Republic ウェブサイトからご利用いただけます。