FCCJの朝会で包括的なネットゼロへの移行を呼びかける

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  • 2024年10月7日

    Photo: Anne Lecroq / UNU-IAS

    2024年10月4日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)竹本明生プログラムヘッドが日本外国特派員協会(FCCJ)にて開催された気候変動に関するパネルディスカッションに参加しました。パネルディスカッションは「気候変動ー地球を救うには遅すぎるのか」(Climate Change – Is It Too Late to Save the Planet?)をテーマに行われ、気候変動政策や持続可能なファイナンスに関する専門家が集いました。

    竹本プログラムヘッドは、気候危機への対応に向け持続可能な開発を推進することが重要であると話しました。また、貧困の撲滅や社会保護へのアクセスを増加を目指す公正で包括的な移行を通じたネットゼロ(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)の達成を呼びかけました。

    ネットゼロへの移行が気候変動への負の影響の全てを取り除くことはできないことも示した上で、竹本プログラムヘッドは政府や地方自治体が気候レジリエンスを強化する災害リスク軽減戦略を作成する必要性があると強調しました。

    世界のコミュニティが協調して最も脆弱な立場にある人々を支援し、気候変動による損失と損害への取り組みを進めることが求められています。竹本プログラムヘッドは、人的資本の発展やユースのエンパワーメントを通し政策策定プロセスへの市民の意味ある参画を推進することの重要性についても述べました。

    本イベントの様子は、FCCJ YouTubeチャンネルよりご覧いただけます。