2025年4月30日
国連大学サステイナビリティ高等研究所(所長 山口しのぶ 以下UNU-IAS)と公益財団法人イオン環境財団(理事長 岡田元也 イオン株式会社 取締役兼代表執行役会長 以下 イオン環境財団)は、「Global Youth MIDORI platform 2025 以下GYM」の国際合同研修に参加する大学生の募集を開始します。
GYMは、生物多様性の損失や気候変動などの地球規模の環境課題の解決に取り組むユース世代の能力を高めるとともに、ユースに特化したプラットフォームの構築を目的としてUNU-IASとイオン環境財団が2024年に立ち上げた共同プログラムです。本プログラムでは、国際社会の意思決定プロセスにユースが有意義な形で参加するために必要となる知識や能力を育み、持続可能な社会の実現に向けて地域・グローバルレベルで変革を導くリーダーの育成を目的としています。
国際合同研修は、オンラインで3日間開催され、最終日にはスピーチコンテストを行います。スピーチコンテストでは厳正なる審査のもと4名を表彰し、受賞した上位2名には、11月にブラジルのベレンで開催される「国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)[1]」に国連大学の代表団の一員として参加する機会が提供されます。また、国際合同研修終了後も参加者全員がGYMのプラットフォームを通じて、様々なイベントやプログラムに関与できる機会を設け、ユースへの長期的な成長を支援します。
1. 開催日時 : | 2025年8月4日(月)〜6日(水) 9:00〜17:30(日本時間) |
2. 形 式 : | オンライン |
3. 言 語 : | 英語 |
4. 応募要件 : | 国内外の公的機関が認定する大学に在籍する正規の大学生(2025年5月1日 時点) 英語での研修・議論に参加できる十分な英語力を有する者 気候変動または生物多様性の喪失に関する課題に対し、何らかの取り組みを行った経験がある、または現在取り組んでいる者 詳細はこちらを参照 |
5. 定 員 : | 15名 |
6. 参加費用 : | 無料 |
7. 応募方法 : | オンラインフォームより申込 |
8. 募集期間 : | 2025年5月1日(木)〜18日(日) |
9. 説明会 : | 2025年5月8日(木)16:00〜17:00 こちらから申し込みください |
【Global Youth MIDORI platform(GYM)】
GYMは、地球環境問題に対する解決策を考案するユース世代の能力を高めるとともに、ユースに特化したプラットフォームの構築を目的として2024年に立ち上げられました。本プログラムは、講義ディスカッションおよびスピーチコンテストで構成される国際合同研修、国連の国際会議への派遣、プラットフォーム構築活動で構成されています。国際会議への代表団派遣およびプラットフォームを通じた長期的な人材育成を含む総合的なユース支援はアジア地域で先駆けとなる取り組みであり、各国の環境問題に対する意思決定へのユースの有意義な参加の機会拡大につながることが期待されています。
第1回GYM国際合同研修は、2024年8月5〜7日の3日間、オンラインにて実施され日本およびアジア太平洋地域の8か国18名の大学生及び大学院生が参加しました。参加者は講義とディスカッションを通じて生物多様性や気候変動などの地球環境問題の現状と対策を学習した後、スピーチコンテストにて提言の発表を行いました。また、受賞者上位2名は、2024年10月にコロンビアで開催された生物多様性COP16に国連大学の代表団の一員として参加し、公式サイドイベントに登壇しました。
さらに、2024年のGYM参加者は下記のイベントを含む様々な活動に参加しました。
よこはま生物多様性フェスティバル:地球環境問題の解決へのユースの役割
生物多様性COP16サイドイベント:ユースの声をグローバルな生物多様性の行動へ繋げる
国連大学イベント:グローバルな政策立案へのユース参画の課題を議論
【公益財団法人イオン環境財団】
「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」というイオンの基本理念のもと、岡田卓也(イオン株式会社名誉会長相談役)により、日本で初めて地球環境をテーマにした企業単独の財団法人として、1990年に設立されました。以来多様なステークホルダーの皆さまとともに「植樹」「助成」「環境教育・共同研究」「顕彰」 の4つの事業を中心に活動を実施しています。現在は、持続可能な地域の実現を目的に新たな里山づくりにも取り組んでいます。
【国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)】
国連とその加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題の解決に取り組むという使命を持つ国際連合大学(UNU)の研究所として、2014年に設立されました。東京に拠点を置き、「持続可能な開発のためのガバナンス」、「生物多様性と社会」、「水と資源管理」、「イノベーションと教育」という4つの研究テーマ領域の研究を推進するとともに、修士・博士課程、ポスドクフェローシップ、ならびに短期集中コースを提供しています。また、高校生を対象とした環境活動コンテストや普及啓発等、ユース世代の取り組みを推進する活動を行っています。
【本件に関するお問い合わせ先】
国連大学サステイナビリティ高等研究所 丹野
TEL03−5467−1212 e-mail: IAScomms@unu.edu
公益財団法人イオン環境財団 天野
TEL043-212-6022 e-mail: y_amano@aeonpeople.biz
[1] 参加する国際会議は、社会情勢やその他の要因により変更となる可能性があります。