Global Youth MIDORI platform 第1回国際合同研修を開催

ニュース
関連ファイル
  • 2024年9月3日

    国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS 所長 山口しのぶ)と公益財団法人 イオン環境財団(理事長 岡田元也 イオン株式会社 取締役代表執行役会長)は、共同で立ち上げた「グローバルユースミドリプラットフォーム(GYM)」第1回国際合同研修を実施し スピーチコンテスト受賞者を「生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)」に派遣いたします。
    気候変動や生物多様性の損失などの地球規模の環境問題が続いています。その課題の解決には次代を担うユース世代に対して、可能な限り早期に解決のための政策決定プロセスに参加する 機会を提供し、経験してもらうことが重要です。
    GYMは、地球環境問題に対する解決策を考案するユース世代の能力を高めるとともに、ユースに特化したプラットフォームの構築を目的として立ち上げられました。本プログラムは、講義ディスカッションおよびスピーチコンテストで構成される国際合同研修、国連の国際会議への派遣フォローアップ活動で構成されています。国際会議への代表団派遣とフォローアップ活動を含む総合的なユース支援はアジア地域で先駆けとなる取り組みであり、各国政府に対してユースの意味 ある参加の機会拡大につながることが期待されています。
    第1回GYM国際合同研修は、2024年8月5〜7日の3日間、オンラインにて実施され日本およびアジア太平洋地域の8か国18名の大学生及び大学院生が参加しました。参加者は講義とディスカッションを通じて生物多様性や気候変動などの地球環境問題の現状と対策を学習した後、スピーチコンテストにて、考案した内容について発表を行いました。
    本コンテストにおいて、厳正な審査の結果、別紙4名の受賞者を決定しました。このうち上位受賞者2名を本年10月にコロンビアで開催のCOP16に国連大学の代表団の一員として派遣し、公式セッションやサイドイベントで発信する機会を提供します。また、本研修では、全ての参加者を対象に今後も様々な普及啓発やフォローアップ活動を継続的に実施していきます。
    両者は、次代を担うユース世代に対して、これからも環境分野でのより一層の育成に向けて積極
    的に取り組みます。

    GYM第1回国際合同研修 スピーチコンテスト受賞者

    1. ベスト・プレゼンテーション・アワード(最優秀賞)
    名前 所属
    伊藤 志帆 国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域

    2. ランナーアップ(優秀賞)

    名前 所属
    石黒 平 東京大学大学院農学生命科学研究科

    3. サードプレイス(3位)

    名前 所属
    レオナルド インドネシア大学
    バニャレス リアナ
    レイン サーノ
    東京大学新領域創成科学研究科
    サステイナビリティ養成大学院プログラム
    (東京大学未来ビジョン研究センター)

     

    【ご参考】

    【2024年6月6日 報道発表】

    国連大学サステイナビリティ高等研究所と公益財団法人イオン環境財団が連携協定を締結

    2024年5月15日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と公益財団法人イオン環境財団は、昆明・モントリオール生物多様性枠組やパリ協定などの国際目標の達成に向けた取り組みを加速させることを目的とした連携協定を締結しました。

    本連携協定を機に、両者の知見と国際的なネットワークを最大限に活用し、国際目標の達成に向け国内外の現状や課題とその解決策に関する調査研究を共同で推進します。

    また、最新の科学的知見を基に説得力のある議論を展開し効果的な解決策を提案するとともにユース世代のグローバルリーダー育成を目指します。

    (連携協定の範囲)

    1. SATOYAMAイニシアティブに関する共同研究
    2. ユース世代を対象とした人材育成
    3. 普及啓発
    4. その他連携協定の目的に沿った活動

    【公益財団法人イオン環境財団】

    「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」というイオンの基本理念のもと、岡田卓也(名誉理事長 イオン株式会社 名誉会長相談役)により、日本で初めて地球環境をテーマにした企業単独の財団法人として、1990年に設立されました。設立以来、多様なステークホルダーの皆さまとともに、万里の長城での植樹をはじめとする「植樹」「助成」「環境教育・共同研究」「顕彰」の4つの事業活動を中心に環境活動を行っています。また、人と自然が共生し、地域が求める「生物多様性に寄与する里山づくり」に取り組んでいます。

    【国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)】

    国連とその加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題の解決に取り組むという使命を持つ国際連合大学(UNU)の研究所として、2014年に設立されました。東京に拠点を置き、「持続可能な開発のためのガバナンス」、「生物多様性と社会」、「水と資源管理」、「イノベーションと教育」という4つの研究テーマ領域の研究を推進するとともに、修士・博士課程、ポスドクフェローシップ、ならびに短期集中コースを提供しています。また、高校生を対象とした環境活動コンテストや普及啓発等、ユース世代の取り組みを推進する活動を行っています。

    【本件に関するお問い合わせ先】

    国連大学サステイナビリティ高等研究所 丹野

    TEL 03-5467-1212 e-mail: IAScomms@unu.edu

    公益財団法人イオン環境財団 天野・吉永

    TEL 043-212-6022 e-mail: y_amano@aeonpeople.biz

     

  • UNU-IAS AEON-PRESS RELEASE-JP 2

    (167.4 KB PDF)