2020年7月24日
UNESCOバンコク事務所とUNU-IASは、「地域コミュニティにおける持続可能な開発のための教育(ESD)に向けたマルチステークホルダーによるアプローチ ~アジアでの持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて~(Multi-stakeholder approaches to Education for Sustainable Development in Local Communities: Towards Achieving the SDGs in Asia)」を共同出版しました。本刊では、地域レベルのマルチステークホルダー・パートナーシップを通じたESDへの革新的な取り組みを論証しながら、アジア太平洋地域のRCEによる事例研究を紹介しています。
地域コミュニティは、持続可能な社会の原動力として、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために重要な役割を担っています。本刊で紹介している11の事例研究は、持続可能性に向けた変化に影響を与えるための協働的かつ変革的な学習を促進することを目指しています。また同時に、コミュニティの参画と行動の重要性に焦点を当てるものです。事例研究のテーマは、健康から生物多様性保全、持続可能な消費と生産、持続可能なまちづくりまで多岐にわたり、広範囲におよぶSDGsに貢献しています。
これらの事例は、2017 年11月2日~4日にインド・ニューデリーにあるインディア・ハビタット・センターにて開催された「第10回アジア太平洋RCE地域会議」と同時開催のシンポジウム「持続可能な開発目標~目標から行動へ~」にて初めて紹介されたものです。本事例研究では、マルチステークホルダーが関わる教育と学習が、いかに効果的にコミュニティ活動を促進し、地域レベルで持続可能な開発の課題に取り組み、グローバル目標の達成を目指すことが可能であるのかが示されています。
出版物の内容は、こちらからご覧ください。
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本刊の出版にあたり、ご協力いただいたRCEとUNESCOバンコク事務所、そして関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。