2024年7月29日
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、新しいコース「環境十全性の高い炭素市場を活用した強化された気候行動:パリ協定実施のためのプラクティカム」への参加者を募集しています。本コースは、2024年10月1日〜2025年2月4日にわたり、ハイブリットモードにて開催します。対面での講義は国連大学本部ビル(東京)で行われ、Zoomでの配信も行います。
本コースは、環境省の支援の下パリ協定6条実施パートナーシップセンターとの協力により開発されました。UNU-IASは、TERI高等研究所とのパートナーシップの下で本コースを実施します。また、国連気候変動枠組条約事務局、世界銀行、アジア開発銀行など本分野での取り組みをリードする国際機関から外部専門家もお招きします。
パリ協定6条は、官民含めた様々なステークホルダーの関心が集まっています。6条に基づく市場メカニズムは、緩和目標の達成、より野心的な削減および目標持続可能な開発の促進、さらに究極的には世界でのネットゼロ排出目標の達成に向け締約国による自発的な協力を可能とするものです。そのためパリ協定6条は、パリ協定の下での取り組みを促進するための鍵として考えられています。
参加者は本コースを通して、パリ協定6条実施に関連する基本原則やガイダンス、ルールや様式および手続に関する総合的な理解を深めることができます。また、ネットゼロ排出目標の達成に向けた炭素市場の開発や運用をリードする力を身につけることも期待されます。
応募締切は8月18日です。申込、選考に関する詳細情報については、こちらをご覧ください。
注:国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は現在、パリ協定特修ディプロマプログラムの開発を行っています。詳細は検討中ではあるものの、本コースは当該ディプロマプログラムの一部として位置づけられる予定です。