「地球規模課題解決に資する国際協力プログラム」コンセプト・ペーパー公募のお知らせ

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  • 2015年4月13日     東京

    UNU-IASは、日本国内の教育研究機関を対象とした助成事業「地球規模課題解決に資する国際協力プログラム (Grant for Global Sustainability: GGS) 」を実施します。

    開発分野における国際社会共通の目標として2000年に掲げられたミレニアム開発目標(MDGs)は、2015年9月に達成期限を迎えます。今後国連は、ポストMDGsと持続可能な開発目標(SDGs)に関する主要な2つの議論の成果を統合し、「ポスト2015開発アジェンダ」を国連総会において決議する予定です。

    こうした国際的な流れを受け、本年度は「持続可能な開発」に関する分野から以下の2つのテーマに関する国際協力事業を公募します。

    コンセプト・ペーパーの公募は終了しました。 

    参考: 実施要項のダウンロード

    (※事業提案書は、コンセプト・ペーパーの審査を通過した二次審査対象組織からのみの受付けとなります。)

    テーマ1: 包含的開発の実現に向けた研究

    国ごとのMDGsの達成状況には大きな差があるだけでなく、各国の地域ごとにも達成状況に格差があることが懸念されています。ポスト2015年における重要な課題として、社会・経済的な開発への参加の機会と恩恵を、MDGsの達成から取り残された人々も含む、全ての人々が平等に得るための包含的な開発が不可欠と言えます。そのためテーマ1では、公平な開発の実現を目指した教育に関する事業を奨励します。

    テーマとして含まれる分野:教育システムの開発、人間・社会・経済開発、グッドガバナンス、平和構築等

    テーマ2: 地球システムが直面する課題解決

    私たち人間と社会の持続不可能な自然資本の開発利用により、地球システムは生命維持の機能性を弱め、その存在そのものが危険にさらされています。自然環境の変容は災害や貧困の深刻化をもたらし、人間や社会の脆弱性も高まっています。2015年以降も重視される、食糧、水、エネルギーといった人間と社会の開発には、地球システムの保全が前提であると言えます。そのためテーマ2では、持続可能な開発を実現する上で、地球システムが抱える課題解決のための研究を奨励します。

    テーマとして含まれる分野:自然資本、生物多様性、気候変動、地球変動、科学技術、レジリエンス等

    本事業では、国連大学による研究教育の国際ネットワークや実績も活用しつつ、現地での調査・検証や現地関係主体との協議及び現地政府に対する助言等を行うことを目的として、大学や企業等との幅広い連携による英知を結集した、日本発のイニシアチブによって立案されるプロジェクトを支援します。

    ご関心のある方は、ご所属の研究機関から、提案骨子を様式5枚以内にまとめたコンセプト・ペーパーをご提出下さい。

    本事業の審査は、提案骨子を様式5枚以内にまとめたコンセプト・ペーパーの審査、その後の提案書の審査の二段階で実施します。

    コンセプト・ペーパーの様式募集要項ダウンロードする

     

    【募集概要】
    提出期限 平成27年5月10日
    提出先及び問い合わせ先 E-mail: ias.ggs@unu.edu
    助成申請費 一般管理費を含む上限年間1,000万円
    応募資格 日本の研究教育機関(科学研究費補助金に応募資格がある組織)
    実施期間及び助成申請額 最長3年 年間上限1000万円(一般管理費を含む)
    コンセプト・ペーパーの募集期間 平成27年4月13日~5月10日
    事業提案書の募集期間 平成27年6月5日~6月28日
    事業開始日 平成27年8月10日
     
    【助成費の費目について】
    直接経費 物品費、旅費、人件費・謝金
    その他の直接経費 研究成果発表費、会議費、運搬費、機器リース費用、印刷費、機器修理費用、ソフトウェア外注制作費等
     一般管理費 国連大学の規程に基づき直接経費の13%を上限とする
    各費目の規定 申請組織の規程に基づくものとする

     

  • GGS 募集要項

    (1.2 MB PDF)