2020年7月1日 ニューヨーク
2020年7月7〜16日に、UNU-IASは持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラム2020(HLPF)に参加します。 UNU-IAS所属の専門家がフォーラムに出席し、UNU-IASは持続可能な開発のための教育・生物多様性・脱炭素化の議論を進めることを目的として以下の3つのサイド・イベントを開催します。
HLPF 2020におけるUNU-IASのサイドイベント
高等教育サステイナビリティ・イニシアティブ (HESI)特別イベント:Where Next? これからの高等教育の再構築について
2020年7月8日(水)08:00–10:00 EDT(東部標準時)
HLPF 2020における9つの特別イベントのうちの1つとして開催されます。本イベントでは、新型コロナウィルス感染拡大がどのように教育機関に影響を及ぼすのか、また高等教育が今後根源的な変革および復興を実現することを可能にする新たな考え方について議論します。
さらに、7月15日にはHESIメンバーによる円卓会議が行われます。上記の議論を踏まえて、今後どのように行動していくべきかを話し合います。
本特別イベントには、モナ・ユール(国連経済社会理事会議長)、エリオット・ハリス(UN-DESA経済開発担当事務次長補・チーフ・エコノミスト)が開会挨拶を述べ、ヒリグジ・フォンテラント(国際大学協会事務総長)、ステファニア・ジャンニーニ(UNESCO教育担当事務局長補)、ジェフリー・サックス(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク代表・コロンビア大学持続可能な開発センター所長)が基調講演に登壇します。
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「座礁」資産リスクの管理と新たな可能性ー脱炭素化経済およびアフリカにおける包括的な成長を目指して
2020年7月10日(金)12:00–13:30 EDT(東部標準時)アフリカは、これまで多くの変化を乗り越えてきました。開発にエネルギーは不可欠ですが、サハラ以南のアフリカでは6億人以上もの人々が電気のない暮らしをしています。パリ協定は平均気温上昇を2度未満に抑えることを各国に求めています。しかし、アフリカ諸国の多くはいまだに炭化水素に由来する資源・資産に頼っているのが現状です。この炭化水素由来の資源・資産が今、「座礁」し、経済的耐用年数に達する前にその価値を失う危機に瀕しています。この移行を行うことは、化石燃料からの脱却および資源基盤の多様化の実現につながるかもしれません。「座礁」資産リスクが、発展を目指す上でアフリカにより強力なリーダーシップを与える新たな機会となるのでしょうか? 本サイドイベントは、国際連合大学、国連アフリカ経済委員会、国連経済社会局(UN-DESA)との共催で行います。
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自然共生社会の実現に向けたSATOYAMAイニシアティブ:コミュニティ・ランドスケープ・シースケープを考慮した包括的なアプローチ
2020年7月16日(木)08:00–09:00 EDT(東部標準時)本サイドイベントでは、SATOYAMAイニシアティブが、地球環境の保全やレジリエンスの強化(SDGのゴール13・14・15)、人間の福利の追求や自然が有する経済的価値の共有(SDGのゴール1・10)、パートナーシップの構築(SDGのゴール17)において、どのような役割を果たすことができるかが議論されます。SATOYAMAイニシアティブのこれまでの教訓が共有されるとともに、こうした教訓をどう政策に反映していくかや、COP15(2021年に中国・昆明で開催予定)で採択される2020年以降の生物多様性枠組みにランドスケープ・アプローチをどう位置づけていくかについても議論されます。
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