2015年6月10日 東京
UNU-IASは、この6月に二つの生物多様性・生態系サービスシナリオに関する国際専門家ワークショップを開催します。これらのワークショップは、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES) に寄与するためもので、UNESCO、IPBES、ベルモントフォーラムの共催での開催となります。
IPBESでは、生物多様性・生態系サービスへの影響を考慮した社会・生態システムの将来を検討するために、シナリオ分析とモデリングによる評価が行われます。特に地域・伝統知や科学知など多様な知識を取り入れた参加型のシナリオ開発を行うことで、ステークホルダー間の対話を促し、社会実装に貢献することを目的としています。
本ワークショップは一般非公開での開催となりますが、この成果は、IPBES作業計画やベルモントフォーラム共同研究活動「生物多様性と生態系サービスのシナリオ(ScenNet)」を通じて報告書、査読論文、ポリシーブリーフとして公表されます。
IPBES参加型シナリオワークショップ
6月15日から17日
IPBESの地域・地球規模評価に参加型シナリオを取り入れる手法について検討します。特に局所的な事例評価からのスケールアップ手法の課題について議論します。
将来シナリオ分析とモデル評価の教育プログラム開発のためのワークショップ
6月17日から19日
各地域で行われているシナリオ分析やモデリング評価の能力形成に関連する既存の教育プログラムの概要や構成を見直すことで、今後開発すべき共通の教育プログラムについて検討します。