2015年4月15日 テグ
現在、韓国テグで開かれている第7回世界水フォーラムでは、ジャパンパビリオンにて、島津製作所との共同プロジェクトについて紹介しています。アジア沿岸水圏におけるPOPsモニタリング成果と環境モニタリングキャパシティビルディングの取り組みについてのブースが設置されています。
POPsとは、残留性有機汚染物質の略称ですが、生態系やヒトの健康に有害な影響を及ぼす原因となる化学物質です。環境中で分解が困難であり、食物連鎖の過程で生物濃縮される特徴があります。
国連大学-島津製作所共同プロジェクトは、アジア地域の開発途上国において環境物質のモニタリングを行い、適正に管理することを目的として、ストックホルム条約で規制されるPOPsを対象に研究活動の強化と、高等教育支援に貢献してきました。現在の第6期プロジェクト、「アジアにおけるPOPsモニタリングと管理」では、アジア諸国における環境水中の有機フッ素化合物類(PFCs)を対象とし、環境汚染の抑制と防止を目標としてプロジェクト活動を展開しています。
POPsの問題と環境モニタリングの重要性について広く知って頂けるよう紹介しておりますので、多くの方々のご参加をお待ちしております。
詳しくは島津製作所のページ(英語)をご覧下さい。