2021年9月29日
UNU-IASは、9月29日、2021年度国連大学短期集中講座(ICコース)のクロージング・セッションおよび修了式を行いました。本年度のICコースでは (i)国連システムと持続可能な開発、(ii) 地球環境の変化とプラネタリー・バウンダリー、(iii)国際開発プロジェクト原論の3つの講義を行い、17ヶ国から参加した33名の学生が修了しました。
本講座は、学祭的な視点から、持続可能性と開発についての問題に対する本質的な理論と多国間アプローチについて学ぶことができる貴重な機会を提供しました。学生は、9月1日からの4週間で、持続可能性に関する大学院課程の講義において基礎的な知識を身につけ、課題提出、プレゼンテーションを行い、試験を受けました。
クロージング・セッションでは、まず3つのコースの代表学生がそれぞれ学んだことを発表しました。さらに、他の学生からも、コースから得た知識や知見などの振り返りについての共有がありました。続いて各コースのコーディネーターである、藤原帰一教授(東京大学)、花岡伸也教授(東京工業大学)、福士健介UNU-IASアカデミック・プログラム・オフィサーがそれぞれのコースや参加者に今後期待することなどについてコメントしました。セッションの最後には、山口しのぶUNU-IAS 所長が祝辞を述べ、修了証を授与しました。
本講座においては、講義だけでなく、週末には明治神宮へのオンライン・エクスカーションなどの体験プログラムも行い、学生からは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が社会全体に影響を及ぼす状況下にありながらも、非常に充実した1ヶ月を過ごすことができたとの感想が寄せられました。