アジア太平洋首長アカデミーが持続可能な都市開発のトレーニングを実施

, ,

ニュース
  • 2019年12月17日     バンコク


    国連アジア太平洋経済社会委員会 (ESCAP)、国連人間居住計画(UN-Habitat)、UNU-IAS および他パートナーとの共同プロジェクトである「持続可能な都市開発のためのアジア太平洋首長アカデミー」の一部として、2019年12月2~5日、アジア太平洋地域の国々の首長が持続可能な開発に関するトレーニングを受けました。

    アフガニスタン、キリバス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、トンガ、サモアから出席した首長は、バンコクの国連会議センターにおいて4日間のイベントに参加し、持続可能な開発に関する道筋、持続可能なファイナンス、包摂性と統合に関する講義を受けました。

    包摂的ガバナンスについてはリヤンティ・ジャランティUNU-IASアカデミック・プログラム・オフィサーがレクチャーを行い、都市開発過程で誰一人取り残されないようどのように工夫するかについて議論が展開されました。参加者は、開発認可および包摂的、統合的、持続可能で強靭なプロセスの必要性に焦点をあて、シミュレーション練習や議論に参加しました。

    今回トレーニングに参加した首長は、特定分野で学習を終えた後、2020年2月8~13日にアブダビで開催される第10回世界都市フォーラムにおいて、当アカデミーにて得られた成果を発表する予定です。

     

    背景

    持続可能な都市開発のためのアジア太平洋首長アカデミーは、国連アジア太平洋経済社会委員会 (ESCAP)、国連人間居住計画(UN-Habitat)、UNU-IASおよび他パートナーにより共催され、アジア太平洋地域で持続可能な都市開発に取り組む地域のリーダーのネットワークを創り支援することを目的としています。アカデミーは参加首長に対し、適切な都市計画およびマネジメント手法を通じて各組織でSDGsを達成するための能力向上に向けた戦略・モデルを提供します。リーダーシップ能力の強化を目標に、交流、ピア・ラーニング(学び合い)、都市リーダー間の連携を促進し、持続可能な道筋に向けた短中期計画および行動採択に向けた枠組を提供します。

    他パートナーとして、環太平洋大学協会(APRU)、都市・自治体連合アジア太平洋支部(UCLG-ASPAC)と連携しています。