2023年2月20日     東京＆オンライン

2023年2月5日、国連大学サステイナリティ高等研究所（UNU-IAS）は、「第8回全国ユース環境活動発表大会」を3年ぶりに対面形式で開催しました。本大会は、日本中の高校生たちに地域およびグローバルな環境問題に対する自身らの解決策を発表する場を提供し、表彰を行うことで、次世代の持続可能な社会の担い手を育成することを目的に毎年開催されています。本イベントは、環境省、独立行政法人環境再生保全機構との共催で行われました。

今年の国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞は、熊本県立熊本農業高等学校に贈呈されました。同校は「廃棄豚脂の有効活用に関する研究～養豚業におけるゼロエミッションへの挑戦」と題した発表を行いました。本研究は、豚肉のスライス加工の過程で豚脂が大量廃棄されていることを知った学生たちが、それらを有効活用すべく、企業や地域の福祉施設と連携して高品質な洗濯石鹸を開発した一連の取り組みについて紹介したものです。この取り組みは、食糧廃棄問題や気候変動問題といった環境的、経済的、社会的な課題に寄与するものとして高い評価を得ました。

更なる詳細は、環境省報道発表資料からご覧いただけます。