UNESCAPと協力合意を締結

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  • 2017年10月12日     東京

    UNU-IASは9月20日、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)と新たな協力合意を締結しました。竹本和彦UNU-IAS所長とシャムシャド・アクタール国連事務次長兼ESCAP事務局長が、覚書に署名しました。

    この覚書では、両機関は環境と開発に関するそれぞれの業務、中でもアジア太平洋地域における「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に関する業務の有効性と、効果を高めていくことに合意しました。また、政策立案者や他のステークホルダーによる2030アジェンダの達成を支援するため、共同での解析作業や科学的根拠に基づくツールの開発を通して、アジア太平洋地域における科学と政策との相互関係を強化していく予定です。当面の主な連携分野としては、科学と政策の相互関係強化のための地域プラットフォーム、持続可能な開発目標(SDGs)の計画策定における統合的アプローチ、科学的根拠に基づく政策立案、モニタリング、フォローアップ・レビューが含まれます。

    最初の旗艦プロジェクトとして、両機関は現在、アジア太平洋地域の各国政府が2030アジェンダを達成する上で、ステークホルダー間の連携を強化するためのガイドラインを策定しています。今年3月、持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム2017に併せて、関連するワークショップを共同でバンコクにて開催しました。ガイドラインは、2018年の同フォーラムで発表する予定です。