2024年12月1日 東京
Photo: UNU-IAS OUIK
2024年11月23日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)は、東京の国連大学本部にて能登半島における持続可能な震災からの復興や地域づくりに関するイベントを開催しました。本イベントには、珠洲市で伝統的な塩を生産している奥能登塩田村の神谷健司氏と、地域の食材を使用した七尾市にある和菓子屋、御菓子処花月の通文子氏が登壇しました。
人々と自然が共存するランドスケープやシースケープに代表される能登の里山里海は、世界農業遺産(GIAHS)にも登録されています。2024年1月の能登半島地震と豪雨により、本地域は大きな影響を受けました。神谷氏と通氏は、レジリエントで持続可能なコミュニティの形成に向けた伝統的な知見の重要性について話しました。UNU-IAS小山明子研究員がセッションのモデレーターを務め、復興に向けた課題や現在の取り組みについて議論を展開しました。イベントが開催された週末には、青山ファーマーズマーケットに能登の店舗が多く出店しました。