2019年7月24日 東京
2019年7月4日、UNU-IASの学生たちは、第一回サステイナビリティ・リサーチ・シンポジウム(以下SRS)を開催した。テーマは「2030年とその先に向かって:サステイナビリティ科学研究を通じた未来構想」。SDGs(持続可能な開発目標)を含む、サステイナビリティに関する課題に焦点を当て、UNU-IASやそのほかの大学院に所属する大学院生たちが、それぞれの研究テーマについて発表し、議論するするための場を提供した。SRSには、学術機関、民間、政府、NGOsから80名を超える参加者があり、共に議論に加わった。
これは、UNU-IASにおいて、初めて学生により企画・運営されるシンポジウムとなった。国連大学協力会(以下、JFUNU)とUNU-IASの共催による。
SRSでは、UNU-IAS、東京大学、上智大学の学生21名による口頭発表が中心に行われた。また、13名のUNU-IASの修士課程・博士課程1年生は、サステイナビリティ研究についてのポスター発表を行った。研究は、UNU-IASが扱う分野*に関連する新たな地球的課題を広くカバーしている。
*i) 持続可能な社会(持続可能な開発のための教育、を含む)、ii) 自然資本と生物多様性、iii) 地球環境の変化とレジリエンス
また、デイビッド・M・マローン国連大学学長、森茜 JFUNU常務理事・事務局長、町田大輔UNU-IAS大学院プログラム事務局長もスピーチを行った。UNU-IASの研究者たちも加わり、持続可能な開発についての2030アジェンダの現状や、地球規模のサステイナビリティの将来に焦点を合わせた全体セッションをリードした。
イベントの一つのハイライトとして、国連大学学生ジャーナルPeace and Progressの最新号の発行を取り上げた。パネルディスカッションでは、ジャーナルの最近のニュースレターで扱われたサステイナビリティの課題にも言及した。Peace and Progressは、UNUの3大学院-UNU-IAS, UNU-EHS, UNU-MERITの大学院生により運営されている。
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