2015年10月6日 東京
2015年6月25日、UNU-IASの「アフリカでのグローバル人材育成プログラム(GLTP)」は、2014年度 GLTP参加学生による研究活動報告会を開催いたしました。当日は30名以上の参加者が集まり、特にアフリカを研究対象にした学生のほか、2015年度の当プログラムに関心を持つ学生が多数参加しました。
GLTPは、アフリカの諸課題解決に貢献する人材の育成/国際機関、NGO職員として世界で活躍できるグローバル人材育成を目的として、日本のリーディング大学院及びアフリカ各国の大学や研究機関と連携して、日本人大学院生をアフリカに派遣し、自らの修士・博士研究を遂行したり、派遣研究機関において実施中のプロジェクトへの参加を通し実践的な研究訓練を行っています。
2014年度では、ケニア、ガーナ、南アフリカ、ザンビア、コンゴ民主共和国での現地調査を希望する9名の学生が派遣され、報告会当日は、8名の大学院生(博士課程3名、修士課程6名)がそれぞれの調査と研究成果についての報告を行いました(報告会が開催された際、学生1名は現地で調査活動を継続中)。
学生の研究内容は、「ケニアでの気候変動が地域安全保障へ及ぼす影響」、「環境配慮建物」、「難民流入に伴う課題」、「ザンビアでの狂犬病対策の強化」、「南アフリカの黒人居住区における政治的意思表明としての暴動に関する調査」など多岐にわたり、それぞれの報告に、参加者からはたくさんの質問があがりました。
また、GLTPでは、2015年度のプログラム参加学生の現地調査が始まりました。すでに4名の学生がガーナ、ウガンダ、マラウィへ派遣され、続いて6名の学生が、ケニア、ザンビア、セネガルへ派遣される予定です。
2014年度のプログラムに参加した学生の調査報告書は下記のリンクよりご覧いただけます。