ランドスケープ・アプローチを生物多様性国家戦略及び行動計画へ取り入れるためのガイド

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ニュース
  • 2023年10月27日

    国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、生物多様性国家戦略及び行動計画にランドスケープ・アプローチを取り入れるための政策立案者に向けたガイダンスを新たに発行しました。ランドスケープ・アプローチはランドスケープ・ガバナンス戦略の一つであり、地域における生態学的、社会経済的背景も鑑み、人々の生活と生物多様性との調和を目指すアプローチを意味します。
    本書籍(英題:Using Landscape Approaches in National Biodiversity Strategy and Action Planning)は、ランドスケープ・アプローチを生物多様性国家戦略及び行動計画 (NBSAPs)へ取り入れるための実践的なガイドです。特に、昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)のゴールとターゲットの達成を目指す国々にとって、役立つ情報が記載されています。
    本ガイドではこれまで実施してきた幅広い研究成果より、NBSAPsに関する分析、調査および議論から得られた洞察を反映して作られました。2022年3月に開催された生物多様性条約(CBD)ジュネーブ会合におけるサイドイベント、2022年4月のワークショップにおける議論の内容も含まれています。
    本書籍は SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局が中心となり、地球環境戦略研究機関(IGES)、生物多様性条約事務局、環境省および東京大学未来ビジョン研究センターの協力により作成されました。また、こちらのビデオよりガイドの概要を知ることができます。
    同ガイドはUNU Collectionsからダウンロード可能です。なお、IPSIのウェブサイトでは本ガイドの構想と作成プロセスの詳細を紹介しています。
    今後のガイド内容の改善に役立てるため、UNU-IASは実践上の課題や事例研究に基づくフィードバックをお待ちしています。ご意見、ご感想など、isi@unu.edu までメールをお願いします。