2022年12月21日 モントリオール
Photo: UN Biodiversity
2022年12月7日〜19日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の専門家たちはカナダのモントリオールにて、地球の生態系破壊を止める最後の機会と見なされている国連生物多様性会議 2022(CBD COP 15)に参加しました。本会議では、原住民の人々の権利を尊重するとともに、2030年までに世界の生物多様性の30%を保護し、絶滅を防ぐために至急行動し、劣化する生態系を回復するという歴史的な合意に達しました。
UNU-IASは、一連のサイドイベントと専門家の知見を通じて、グローバルなポスト2020生物多様性枠組および人間の自然との共生に向けた社会変革に関する重要な議論を深めました。またこれらの貢献は、本研究所の最新の研究および政策提言、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)」の再生と持続可能な管理を通じて自然共生社会の実現のためのグローバルな取り組みであるSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)の活動を紹介するものとなりました。
UNU-IASのイベント
CBD COP 15サイドイベント
SATOYAMAイニシアティブ:自然と共生する社会に向けた10年間のあゆみ
2022年12月8日(日本時間)詳細はこちら: SATOYAMAイニシアティブ創設10年を記念したサイドイベントを開催
ネイチャー・ポジティブ パビリオン イベント
OECMsとグリーンエコノミー:ネイチャー・ポジティブな社会に向けた生産的ランドスケープ
2022年12月9日(日本時間)詳細はこちら:COP15効果的な地域ベースの保全のためのグリーン・ファイナンスと生産ランドスケープについて議論
CBD COP 15サイドイベント
ネイチャー・ポジティブへの道筋
2022年12月9日(日本時間)詳細はこちら:COP15イベントで生物多様性ガバナンスへの全社会的アプローチを推進
CBD COP 15サイドイベント
マングローブ生態系の複数のサービスに着目した保全と再生による気候変動やその他の社会課題への自然を基盤とした解決策
2022年12月15日(日本時間)詳細はこちら: COP15サイドイベントでマングローブの再生と保全を促進
CBD COP 15サイドイベント
COMDEKSフェーズ4:ポスト2020生物多様性枠組へのSATOYAMAイニシアティブの貢献
2022年12月17日(日本時間)詳細はこちら:COP15地域の生物多様性資金援助を行うCOMDEKSの新フェーズが開始
その他のイベント
自然と文化サミット
自然と文化サミットでのセッション
2022年12月13日(日本時間)詳細はこちら:COP15サミットにて自然と文化の関係強化について議論