生物多様性教育の先進的な取り組みに関する書籍を発行

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ニュース
  • 2022年4月22日

    本新刊は、生態系、生物種、生息地の保護と回復に向け、地域社会の参画を促すことを目的に実施されている生物多様性に関する革新的な教育プロジェクトを紹介しています。学校での正式な教育(フォーマル教育)と非公式教育(インフォーマル教育)が連携した多様なプロジェクトは、地域や地方レベルで様々なステークホルダーを巻き込みながら、 SDG14(海の豊かさを守ろう)とSDG15(陸の豊かさも守ろう)に焦点を当てています。これらは、2015年から2019年の持続可能な開発のための教育(ESD)に関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)の一環として、「持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点(RCEs)」によって実施されたものです。

    本出版物『生物多様性保全に向けたコミュニティの参画:グローバルRCEネットワークによるESDプロジェクト (英題:Engaging Communities for Biodiversity Conservation: Education for Sustainable Development Projects from the Global RCE Network )』では、土地利用の変化、生息地の分断、生息地の再生、維管束植物種の保全、マングローブ生態系の回復などに取り組む世界各地の12の研究事例を紹介しています。また、RCEの経験に基づき、地域の生態系と生物多様性を保護する活動を発展・拡大させるための提言を行い、持続可能な開発を実現するための教育の変革的役割を強調しています。

    さらに、本プロジェクトは、各地域の生物多様性への脅威に対処するためにそれぞれの地域のRCEが起こした行動とそれらが地域社会に与えた影響の詳細について、それらの主なテーマ分野、関連組織、訴求対象、環境の概要に関してまとめたビデオでも紹介されています。 本ビデオは、以下のリンクおよびUNU-IASのYouTubeチャンネルよりご利用いただけます。

    グローバルなRCEのネットワークについて

    グローバルなRCEのネットワークは、持続可能な開発に関するグローバルなアジェンダを地域の実践へと変換することを目的としています。本ネットワークは、170以上のRCEで構成されており、各RCEは各地域社会においてESDのためのマルチステークホルダー・パートナーシップを推進しています。

    RCEネットワークについての詳細は、RCEポータルサイトをご覧ください。