IPBESとの協力関係を強化

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  • 2017年8月3日     東京

    Photo: 協定書に署名した竹本和彦UNU-IAS所長と、アン・ラリゴーデリIPBES事務局長/UNU-IAS

    Photo: 協定書に署名した竹本和彦UNU-IAS所長と、アン・ラリゴーデリIPBES事務局長/UNU-IAS

    UNU-IASは7月24日、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)」と新たな協力合意を締結しました。国連大学本部にて署名式を執り行い、竹本和彦UNU-IAS所長とアン・ラリゴーデリIPBES事務局長が、協定書に署名しました。

    この合意では、能力開発、先住民や地域住民の知識体系のほか、知識やデータ収集の領域において、双方がさらなる協力の機会を見出していく意向を示しました。既存の協力関係を拡充させつつ、さらなる協働関係の構築を通じて、国際的に合意された環境目標や持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するという、両機関が共に担う使命を果たしていきます。

    合意により、例えば、UNU-IASがすでに有するグローバルRCEネットワークや、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)といったコミュニティーやネットワークを活用し、特に生物多様性や持続可能な開発の分野で、IPBESが地方・地域レベルのステークホルダーに接触しやすくなることが期待されています。