日本UNEPフォーラム2018を開催

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  • 2018年3月23日

    3月20日(火)、UNU-IASは国連環境計画(UNEP)、国連環境計画日本協会とともに「日本 UNEP フォーラム 2018」を開催しました。本フォーラムは、国連における様々な環境活動についての理解を深め、日本の企業・団体・市民間の連携促進を目的とし開催されました。

    フォーラムでは、竹本和彦UNU-IAS所長が「SDGsに向けた国連大学の取り組み~これからの民間企業との連携」と題し講演を行い、UNU-IASの持続可能な社会、自然資本と生物多様性、地球環境の変化とレジリエンスという3つのテーマにおける研究プロジェクトを通じた取り組みや、SDGsに関する議論を科学と政策の両面から進めるイニシアティブを通じ、国内外の専門家、研究所、大学、企業、政府、市民社会と連携したSDGs達成への取り組みを紹介しました。

    パネルディスカッションでは、「SDGsと持続可能な消費と生産(SCP)における企業のCSV活動」と「UNEPにおける金融イニシアティブとエシカル消費」という2つのテーマで、企業の担当者も交えて議論が行われました。ディスカッションでは、ESG投資など投資の流れが大きく変わってきていること、エシカル消費において企業だけでなく、消費者の役割や教育を通じた消費者への働きかけの重要性が指摘されました。また、SDGsが掲げる大きな目標達成には、多様なセクターが連携して行動をすることが必要であり、UNEPや国連大学のような組織がパートナーシップの推進に大きな役割を担っていることが強調されフォーラムが締めくくられました。