日本のユースが、持続可能な開発のための教育(ESD)に関する活動とネットワークについて議論

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  • 2020年2月9日     神戸

     

    Photo: RCE 兵庫-神戸

     

    2020年2月1~2日、持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユースの活動とRCEユースネットワークについて議論するため、神戸に計25名の日本のユースが集い、日本RCEユース会議が開かれました。この会議は、UNU-IASの国連大学認定ESD拠点(RCE)イニシアティブ(ESDを推進する組織の世界的なマルチステークホルダーネットワーク)の一環として開催されました。本会議はRCE兵庫-神戸がホストとなり、日本国内の7つのRCE、環境省およびUNU-IASの参加を得て開催され、フィールドワークやワークショップも行われました。

    会議1日目には、参加者がESDに関する背景・経験を発表し、ESD活動を推進するための今後のアイディア等を共有しました。小グループの議論では、ESDを地域レベルで推進するための企画を各グループにおいて作成しました。本会議は、RCE兵庫-神戸が主催したRCE実務者会議及び「これからのRCEを考えるフォーラム」と並行して開催されました。

    会議2日目には、ユース参加者は他のRCEメンバーとともに、RCE兵庫-神戸が行っている地域のESD活動から学ぶためのフィールドワークに参加しました(阪神淡路大震災からの復興、河川と里山、障害を持った方々が働くベーカリー等)。午後には、「私たちのこれから」をテーマに、RCEによるESD活動の今後に関する議論が交わされました。参加者はワールドカフェ形式でグループディスカッションを行いました。国内外のRCEとも協力しながら、RCEがどのようにユースと積極的に関わり革新的なアイディアを展開できるかについて、ESDとSDGsに関する現況も考慮しつつ意見交換を行いました。最終セッションでは、今後のステップについて討論を行い、ソーシャルメディア活用も含め、個々のRCEユースによる活動をどのように共有、発信するか、RCEユースネットワークを今後どのように発展させていくのか、またそれぞれのESD活動からどのように学び合い改善させていくのか等が話し合われました。

    本会議における議論がRCEユース活動の展開につながり、更に次回に向けて発展していくことが期待されます。