金沢市がUNEPの都市自然を回復させるモデル都市として選定

, , ,

ニュース
  • 2023年11月3日

    2023年10月31日、世界都市デー国連環境計画(UNEP)は、都市の生態系の回復を促進させることを目的とした世代間環境回復プロジェクト(Generation Restoration Project)へ参画する19の都市を選定したこと発表しました。選定都市の中には、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)のオペレーティングユニットが所在する金沢市も含まれます。UNU-IASは、本プロジェクトの選考プロセスにおいて科学的な知見やアドバイスを提供してきました。金沢市は選定都市の中でも、自然を基盤とした解決策(Nature-based solutions)の優れた実績を持つ11のロールモデル都市の一つとして選ばれています。

    金沢市長は、選定の知らせを受けて以下のようにコメントしています。「金沢市は、都市の自然や生物多様性を保護、保全する独自の取り組みを長年進めてきました。今回の選定は都市における自然の保全の更なる促進や、世界中の都市の生態系の回復に向け国際的な金沢市の経験や知見を発信する素晴らしい契機となるでしょう。」

    金沢に所在するオペレーティングユニットより、UNU-IASでは金沢市における生態系の回復や保護についての研究や政策への関与に貢献してきました。現在実施している持続可能な都市自然プロジェクトでは、持続可能でグリーンなインフラのモデルを開発し自然と人との調和を推進することを目的としています。

    世代間環境回復プロジェクトに選定された19 都市に関する詳細な情報は、こちらからご覧ください。

    背景

    UNEPが実施する世代間環境回復プロジェクトは、2023年から2025年までの実施を予定しています。本プロジェクトは、ある地域の回復を促すにあたっての政治、技術および財務的な課題に対する対応策を実践することを目的としています。