2017年10月26日 東京
UNU-IASと地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)は、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)の協力のもと「SDGsへの挑戦/目標13「気候変動」国際シンポジウムーキリバスの事例からー」を開催しました。
シンポジウムでは、ケンタロ・オノ キリバス共和国 名誉領事館名誉領事・大使顧問、メーレ・リーワタ KiriCAN理事長、キレウア・ブレイモア 同国インフラ・持続可能なエネルギー省が、キリバスの気候変動による危機的状況のほか、様々な対応と啓発活動について説明しました。また、リザンヌ・グルエンJSPSーUNUフェローが、気候変動対策の国際的な動向とともに、UNU-IASによる取り組みについて話しました。
パネルディスカッションでは、講演者に加えてトアキ・アリノコ kiriCAN理事・技術顧問をパネリストに迎え、民間部門と女性の気候変動問題対策における役割、コンソーシアムの成功事例、「パリ協定」の達成に向けた効果的なアクションの重要性など、キリバスの気候変動対策について、様々な角度から議論しました。
シンポジウムは、ケンタロ・オノ名誉領事館名誉領事・大使顧問による「キリバスの危機的状況を他人事だと思わないでください。私たちは、国がなくなる前提で物事を考えたくないです。私たちは、自分たちの国で死にたいんです。」という強いメッセージで締めくくられました。