地域でSDGs達成を目指し、実践者と知見を共有するイベントを開催

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  • 2020年2月24日

    UNU-IASは、環境省、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)とともに、2月23日に「ローカルSDGsギャザリング」を開催しました。

    本イベントには、北海道から九州までにわたる各地から8団体が参加しました。それぞれの地域で抱える課題解決のため、SDGsを活用しながら、市民、NPO、企業、行政など様々な主体の間での協働体制を構築し、環境課題と社会課題を同時解決している事例が共有されました。

    UNU-IASからは、高木超UNU-IASいしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)リサーチ・アソシエイトが登壇しました。高木氏は、国連大学唯一の日本国内のフィールドユニットであるOUIKが、青年会議所、大学、民間企業など地域の様々な主体(ステークホルダー)と連携し、地域からSDGs達成を目指している取り組みを紹介しました。また、地域でのSDGs達成に向けて、地域の文脈を汲んだ評価の枠組みや指標の策定が重要であると述べました。これらの策定には、幅広い地域のステークホルダーが関与することが必要であることが強調されました。

    後半のセッションでは、専門家とそれぞれの団体が、活動を通じて得た知見や課題を共有しました。その上で、SDGs達成に向けて課題のつながりを考えることの効果や、同様の課題を抱える他地域に解決の技術や経験を展開する上で重要となる点について議論が行われました。