2023年7月27日 東京
この新しいポリシー・ブリーフ(英題:Accelerating Climate Action in Africa: Insights from the 2022 Voluntary National Reviews)は、アフリカの気候変動政策を強化するための戦略に関する提言を行っています。本稿は、アフリカの21カ国から提出された2022年自発的国家レビュー(VNRs)の分析に基づき、国および地域レベルで気候変動対策プログラムを実施するための、情報処理、資金、実施能力的な弊害について検証を行うとともに、SDG目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組みにより良いシナジー(相乗効果)を生み出し、政府の各階層間の連携を強化するべく、上記の弊害に対処するための提言をまとめています。著者は、アフマド・カリードとマヘスティ・オキタサリです。
アフリカの国々は、気候変動対策への資金が十分でない中、SDG目標13への取り組みを進め、実施を強化しています。これらの国々が気候変動の影響に対して脆弱であることを考えると、政治、法律、技術、資金、事業など、各国のニーズと優先順位に合わせて、対策実施を可能にする環境整備の取り組みを加速させる必要があります。
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