UNU-IASポリシーブリーフ:アラブ諸国における2030アジェンダの各地域での実施-課題と展望

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  • 2020年2月10日

    UNU-IAS Policy Brief No. 18, 2019UNU-IASはポリシーブリーフ「アラブ諸国における2030アジェンダの各地域での実施:課題と展望(Local Implementation of the 2030 Agenda in the Arab World: Addressing Constraints & Maximising Opportunities)」を発表しました。UNU-IASのポリシーブリーフは、持続可能性に関係する課題の分析と政策提言をまとめた報告書です。

    本ポリシーブリーフでは、15カ国のアラブ諸国から2016年から2019年にかけて提出された自発的国別レビュー(VNRs)より得られた成果が精査されています。その結果にもとづき、アラブ諸国の政府機関に向けて、持続可能な開発目標(SDGs)を達成することを目標として、それぞれの地域に合った計画の策定および実施についての提言を行っています。

    本ポリシーブリーフは、UNU-IASで継続中の事業「持続可能な開発のためのガバナンス(GSD)」の成果としてまとめられました。著者は、ターレク・カトラミーズマヘスティ・オキタサリ増田大美蟹江憲史、竹本和彦、鈴木政史です。

    主な提言内容:

    • 2030アジェンダの実施を目指して、目標に優先順位をつけ、予算を管理し、計画を策定するためには、都市の事情を考慮し地域の特性に合わせた指針が必要である。
    • SDGsに関連する連携の仕組みを充実させ、地域の開発の先導力となる地域に根差した主体および国家以外の主体の関わる領域を拡充すること。
    • アラブ諸国の各都市は、地域での優先事項を明確にし、実施に不可欠な条件を整えること。