文化教育へのデジタル技術の推進

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  • 2024年3月4日     アブダビ

    Photo: Thomas Huot-Marchand

    2024年2月13〜15日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の研究者がアラブ首長国連邦アブダビで開催されたユネスコ文化芸術教育世界会議2024のサイドイベントに参画しました。UNU-IASのジェローム・シラ研究員とサワロス・タナポンサンスース研究員は、ラオス人民民主共和国ルアンパバーンにおける無形文化遺産(ICH)の保護と伝承を目的とした3年間のプロジェクトについてプレゼンテーションを行いました。

    プレゼンテーションでは、文化遺産を保護し発展させるための重要な手段としてのホールソサエティアプローチについて取り上げました。また、文化の伝承を通じたアイデンティティや包摂性の醸成、無形文化遺産保護へのデジタルツールの活用についても話しました。さらに、政府、地域のNGO、教育者および国際開発機関との協力関係の強化やデジタルプラットフォームの活用による、文化教育へのアクセスへの広まりについても取り上げました。

    本会議には、125のユネスコ加盟国の代表者を含む世界中の文化や教育関係者が集まりました。本会議にて、文化と芸術を教育政策やプログラムへの統合を目指すグローバルイニシアティブ「ユネスコ文化芸術教育のための枠組み」が採択されました。